2008-01-01から1年間の記事一覧
今年最後のスラロームが終わりました。 イビッツァ・コステリッチが昨日2位の勢いをそのままに久々の勝利を挙げました。表彰台では笑顔、笑顔。泣きまねまでしてくれました。 スラロームの優勝は実に5年ぶり。度重なるケガと手術を乗り越えて、見事な復活を…
ヴァル・ディゼールに続き、2戦連続でスイス勢が勝ちました。 ダニエル・アルブレヒトは初戦セルデンに続き、今季2勝目です。 2位にはイヴィッツァ・コステリッチ。とうとうGSでもトップシーンに復帰してきました。度重なる怪我を乗り越えての選手生活は頭が…
今朝のミュンヘンは雨でした。 インスブルックに近ずくにつれ小雪になり、オーストリアとイタリアの国境、ブレンナー峠ではちょっとした降雪になっていました。 しかし、イタリアに入った途端、雪は止み、少しだけ太陽が顔を出しました。 今朝のドライブのお…
日曜のキャンセルが決まったあと、私はとぼとぼとチューリッヒに戻りました。 翌日の朝には代替地は早々とアルタ・バディアと決まっていました。以前にも日曜にGS、月曜にSLを開催したこともあるのであまり違和感はありません。 帰国便に乗るときに、大きな…
スラロームがキャンセルになるのは初めて経験しました。 今日は朝から強風で横殴りの雪。リフトも何回も止まっていました。 インスペクションを終え、スタート20分前になったところで電話を受けたフランスのカメラマンが手でばってんをつくりました。 風が止…
スイスのカルロ・ヤンカがW-CUP初優勝を遂げました。 1986年生まれの22歳。FISレースやヨーロッパカップではここ近年上位の実績がありましたが、ワールドカップでは突如現れた新星といった印象です。 レイク・ルイーズのDHで2位に入り、今季序盤戦でいきなり…
チューリッヒから車で6時間、フランス、ヴァル・ディゼールに着きました。 チューリッヒの空港が雪で覆われていたのは久々に見た光景でした。今冬のヨーロッパはここ近年では一番雪が降っているのではないかと思います。 朝、オーストリア各地のスキー場カメ…
もう師走。 今年も早い一年だったように思います。北京オリンピックもついこの前に感じます。一説によると、一歳のときに感じる1年の長さを1とすると、年齢分の1ずつ時間の感じ方が短くなっていくそうで、私の場合は今年で40分の1。確かにそんな感じはしま…
今季のW-CUP SL第1戦は男女ともロシニョールが勝利しました。「老舗復活」といったところでしょうか。 スラロームスキーはトップの形状が変わっています。ショベルも従来よりカーブがきつく、かなり上を向いている感じです。エッジもトップ全てについている…
今シーズンのスラローム開幕戦は、ジャン・バピティス・グランジェが2位に0.79秒つける完勝で飾りました。 2位には久々にボディ・ミラー。昨シーズンとは違って、1ターン1ターン、確実にストックを突いていたのが印象的でした。後ろ重心の癖をフォローでき…
マイナス8℃、快晴のもと行われた女子スラローム第一戦は昨季の総合チャンピオン、リンゼイ・ボンが、ワールドカップスラローム初優勝で飾りました。 1本目、18番スタートの彼女が滑るころには固くしまった下地にのっかった雪がどかされ、好条件でした。 2…
レヴィに着きました。 ヘルシンキからフィンランド航空国内線で1時間ちょっと、キッティラ空港に降り立つと、一面真っ白な世界が迎えてくれました。 そこからバスで10分も走ると明るく照らされたワールドカップのコースが見えてきました。 昨日まではずいぶ…
成田発の飛行機が2時間遅れのフライトになり、時間を持て余しています。 今日からフィンランドに行ってきます。 心配された雪もレースをできるまでに、なんとか間に合ったようです。 キャンセル手続きなどもせずにすみました。 2年前、ヘルシンキからレヴ…
今シーズンのW-CUPが開幕しました。いよいよシーズンの始まりです。 J sportsの放送も決まったようです。スラロームは全戦生中継。加えて「人気」のGSとDHの大会を「SL含めて15大会」放送するそうです。 http://www.jsports.co.jp/company_info/release/rele…
苫小牧にきています。 といってもスキーの撮影ではありません。さすがにまだ雪はないです。 3日間、野球の撮影をしていますが日が差さなくなると肌寒く感じます。 ワールドカップもいよいよ今月末開幕。オーストリア・セルデンの雪の状況も良いみたいですね…
3週間にわたる北京オリンピックの仕事も終わってみればあっという間でした。 空気や水、テロや暴動など心配されていたことは、少なくとも私がいた環境では杞憂に終わりました。 中国は金メダル獲得数でアメリカを抜き、トップ。選手の強化では国家の戦略が…
北京オリンピックは残りあと一週間となりました。 来た当初は北京の交通マナーの悪さには閉口しましたが、接する北京のひとたちの親切な応対に、日本と変わらないなという印象ももちました。 今回は日本のほとんどのメダリストを撮影していますが、そのなか…
北京に着きました。 久々に一本通路の両側三列ずつの旧型の飛行機で3時間半、やっぱり空は白かった。 降りたとたん、東京と同じむわっとくる湿気を感じました。 でも、空港は近代的デザインでヨーロッパの洒落た空港にも負けないくらいきれいです。 20年ま…
暑い日が続きますね。 7月は例年に比べ仕事量が少なかったので、その分近くの公園で40分走やウエイトトレーニングをこなしてみたりしました。 スキー選手もみな猛暑のなか、地道なトレーニングに励んでいることでしょう。 「夏を制するものは受験を制す」 ど…
心配されている方も多いのではないかと思います。 湯浅直樹のブログにギブスをした右足。 捻挫だそうです。ちょっと重度。 しかし、本人は8月の遠征には参加する気でいるようです。 一応、「焦らないように」とはメールしました。 彼をみているといつもハラ…
31,1日と池袋でスキーフォーラム2008が開催されました。 予想を超える人出で初日は3000人を超えたそうです。私が行った日曜の朝も開場前から入り口付近には人が集まり、手堅いスキー人気の健在ぶりが垣間見れた気がしました。 今月、スキー業界は一般ユーザ…
一ヶ月ぶりのごぶさたです。 先月は陸上やサッカー、バレーボールの取材で各地の学校に取材に行く事がたびたびありました。 取材のときはインタビューカットを撮るために、監督やコーチのお話をお伺いしながらというのが多いのですが、そのなかで印象に残っ…
もう4月、春ですね。 我が家の前の桜並木も満開の花たちで薄桃色、やさしい気持ちにさせてくれます。 この時期は、シーズンの終わりとともに季節の変化を大きく感じるときでもあります。 学生のころ3月終わりの岩岳学生大会に出ていた私は、毎年この時期は「…
今朝のボルミオは雨でした。 予定されていたチーム戦は30分スタートを延ばしたあげく、結局キャンセル。 最初からやらなきゃいいのにという天気でした。 小雨のなか、表彰が行われました。 総合優勝はボディ・ミラーとリンゼイ・ボン。 高速系での強さが光っ…
今シーズン最後のスラロームが終わりました。 熾烈な種目別優勝を制したのは地元イタリアのマンフレッド・モエルグでした。 僅差ではあるもののトップに立っていたグランジェは、2本目のゴールを前にして失敗。今季3勝をあげ、旋風を巻き起こした彼もシーズ…
昨日とは打って変わって、今日は順当な結果に終わりました。 男子はテッド・リゲティ、女子はマリス・シールドがそれぞれ勝ち、リードしてきた種目別優勝のクリスタルトロフィーもそれぞれ順当に手中におさめました。 昨日の劇的な幕切れの余韻は今日のふた…
勝負は最後の最後までわからない。 昨年もこう書きましたが、今年はまさにそれを絵にかいたようなことが今日おこりました。 今日のスーパーG、種目別トップのディディエ・キューシュは15位に入れば昨日に続いて、ダウンヒル、スーパーG2種目の種目別チャンピ…
今日の女子ダウンヒルも中止となりました。 気温が高く、コース状況がよくないことが理由と思われます。 しかし、このままだと明日のスーパーGも危うくなってきました。最終戦で技術系種目しかできないなんてことになるかもしれません。 今朝は7時半からのイ…
ディディエ・キューシュの2年連続ダウンヒル種目別優勝が決まりました。 あっけない幕切れは、今日のトレーニングランのキャンセルによってもたらされました。 今朝のボルミオは雪。お昼近くなって晴れていい天気になりましたが、降雪の影響でトレーニングラ…
マンフレッド・モエルグ(イタリア)がとうとう今季初勝利をあげました。 今季はシーズンを通して安定した滑りをみせ、表彰式の常連でした。この勝利で種目別も2位。トップのグランジェに21点差とせまりました。これで最終戦で勝って、グランジェが3位以下な…