もう師走。
今年も早い一年だったように思います。北京オリンピックもついこの前に感じます。一説によると、一歳のときに感じる1年の長さを1とすると、年齢分の1ずつ時間の感じ方が短くなっていくそうで、私の場合は今年で40分の1。確かにそんな感じはします。
先週末のレイク・ルイーズではDHでイタリアのフィル・ペーターがW-CUP初優勝、ヘルマン・マイヤーもSGで2006年1月以来の勝利をあげ、話題には事欠かないレースとなりました。
フィル・ペーターは26歳。年齢的には明と湯浅のあいだです。2002年からW-CUPに出場、161レース目での初優勝でした。FISのHPで記録を見てみると、彼は2002年からずっと継続してW-CUPに出場しており、大きな怪我をせず高速系を中心に第一シードにしっかり定着していたことも今回の勝利の要因ではないかと思います。
2007年の1月、ウェンゲンの登山電車のなかで「今日のトレーニングランはキャンセルだって」と教えてくれたのも彼で、気さくで純朴な感じの青年です。(このブログの最初のほうに記述あります)
彼のような小柄な選手が高速系種目で勝利できるということは、体重や足の長さのハンデを超える技術やメンタルの存在を教えてくれていると思います。
フィルが初優勝なら、ヘルマン・マイヤーは通算54勝目。2006年1月28日、ドイツ、ガルミッシュでのダウンヒル以来の優勝でした。
スーパースターの復活。私にとってもほんとにうれしい限りです。不死身のハーミネーターとはよく言ったものですね。
写真はそのガルミッシュでの優勝のときのものです。
さて、今月は13日のヴァル・ディゼールのGSから撮影予定です。「から」といっても残念ながらSLが終わったらトンボ帰りの予定です。経費のこともあり、今季は年明けから本格的に「参戦」することにしています。
14日のSLは渋谷でパブリックビューイングを開催するそうです。申し込みはお早めに。
http://www.jsports.co.jp/notice/notice_1125.html
そのスタート順をあげるために、賢太郎はアメリカでがんばっているようです。今日のレースは悪天候で中止みたいですが。
スキー場のHPのゲレンデカメラ
明日からのラブランドとウインターパークでの4連戦、がんばってほしいものです。
ここでポイントを上げると、W-CUPのスタート順も一気に上がる可能性があるのでシーズン始めにして彼にとっては正念場だと思います。がんばれ!賢太郎。
追記:4連戦の1戦目は2本目途中棄権のようです。(FIS HPより)
写真は先月レヴィでのレース。帰国してJ SPORTSの録画を見たら、前半の動きはかなりよかったと思うのですが、急斜面の入り口から動きがおかしくなってしまったように思いました。失敗は次に活かしてほしいです!
一方、ヨーロッパにいる明と湯浅もライターアルムのヨーロッパカップSLには出場するのではないかと思います。ヨーロッパカップは3日の予定です。
追記:優勝はヘルブスト。湯浅が5位、大越が32位で明は1本目途中棄権の模様。
では、来週の出発に備えて休養、休養。(なんか、休んでばかりの気もするが)