アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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2018-01-01から1年間の記事一覧

湯浅直樹、高校2年の初優勝 全日本選手権阿寒雑感1

正直に申し上げて、これほどまでに他を圧倒して湯浅直樹が勝利するとは思っていませんでした。 それというのも、3月に左膝の手術、スキー、ブーツ共にマテリアルのチェンジ、11月にようやく雪上復帰、そして今月初旬、中旬の中国でのファーイーストカップで…

湯浅直樹連覇 向川桜子が優勝 全日本選手権阿寒SL

日本のエース、35歳のベテラン湯浅直樹が貫禄の滑りをみせ、2位大越龍之介に1.62秒の大差をつけて連覇しました。 今日も気温マイナス14℃。快晴と言ってもいい絶好のコンディションで男女SLは行われました。 氷結のバーンに男女共、コースアウトが続出。サバ…

安藤麻 全日本選手権GS優勝

気温マイナス14℃、小雪舞う中行われた阿寒全日本選手権2日目、女子GSは安藤麻が1本目3位から逆転で勝利しました。 昨日より冷え込んだことで、インジェクションが打ち込まれたコースはさらにその硬さを増し、ワールドカップ並の絶好のコースコンディションで…

石井智也 全日本選手権GS連覇

石井智也が貫禄の勝利。昨年に続き全日本選手権GSを制覇しました。 快晴の阿寒、気温はマイナス5℃。常に日陰の北向き斜面はもう少し寒さを感じましたが、バーンも硬くしまり、絶好のレースコンディション下、男子GSは行われました。 1本目でラップを奪った石…

阿寒湖温泉到着 全日本選手権

阿寒湖温泉に到着しました。 私は2000年12月以来、18年ぶり2度目の来訪です。 まだプロ用デジタルカメラが普及しておらず、フィルムで撮っていた18年前のレースには深い思い出があるのですが、その話はまた後日書きます。 セルデン以来、「現場」のレポート…

12月のワールドカップもお休みします

毎年、今頃はフランスのバルディゼールに向かう車を運転中の頃ですが、先月のレビに続き、今月のワールドカップ撮影もお休みいたします。 このブログを楽しみにしていただいている方々、申し訳ありません。 年末の北海道、阿寒での全日本選手権は撮影予定で…

レビの結果

女子SL第1戦 1位ミカエラ・シフリン 2位ペトラ・ブルフォバ 3位ベルナデッテ・シルト 1本目 37位安藤麻(+2.48)40位向川桜子(+2.63)61位石川晴菜(+4.20) 男子SL第1戦 1位マルセル・ヒルシャー 2位ヘンリック・クリストッファーセン 3位アンドレ・ミュー…

レビは「欠席」します

例年であれば、今頃は「レビに到着」とブログをアップするところではありますが、撮影旅費の資金難により、レビ行きは断念いたしました。 アルペンスキー撮影記を楽しみにしていただいている読者の方々には申し訳ありません。私の資金集めの「営業力不足」で…

セルデン男子開幕戦はキャンセル

男子開幕戦はキャンセルとなりました。 今朝早く、スタート時間を1時間遅らせて行うとアナウンスがありましたが、先ほど、コースコンディション、今後の天気の状況を考え、キャンセルが決定されました。 2年連続での男子開幕戦キャンセルです。 小雪で開催が…

テッサ・ウオーリーが悪天候の開幕戦を制す

2018-19シーズンの開幕戦はフランスのテッサ・ウオーリーが1本目3位から逆転で今季最初の勝者となりました。セルデンは初勝利、ワールドカップ通算13勝目です。 日本チームは4選手中、2人が2本目に進出。 昨年に続き安藤麻は順位を残し、26位。 石川晴菜は自…

セルデン到着

ながらくのご無沙汰でございました。 先ほど、セルデンに到着しました。気温は13℃。日向ぼっこには最適な初秋です。 昨晩、ミュンヘン空港近くのホテルで一泊し、今朝9時にゆっくりとレンタカーを走らせました。今回のお供はトヨタ アバンシス。 日本では見…

須貝龍、アルペンスキーからスキークロスへ転向

高速系唯一の侍がスキークロスへ転向することになりました。 昨シーズン、ウェンゲンのアルペンコンバインドで29位となり自身初のW杯ポイントを獲得、翌週のキッツビュール滑降でも杵渕隆さん以来、31年ぶりとなる日本人選手の完走を成し遂げた須貝龍(クレ…

湯浅直樹ATOMICへマテリアルチェンジ

極寒の平昌以来となる湯浅との再会は、30℃を超える暑さの東京でした。 2018-19シーズンより、湯浅直樹はアトミックスキー、アトミックブーツで戦うことになりました。 中学3年から34歳のシーズンまで共に戦ってきたハートスキー。 その20年間の相棒に別れを…

湯浅直樹、未だ闘志「炎上」中

湯浅直樹は今日のファーイーストカップ遠軽SLの2戦目を欠場しました。 昨日はコース前半でコースアウト。 左膝の痛みで思うような滑りができないと今日の欠場を決断し、今シーズンを終えることとしました。 今シーズンは当初から練習も満足にできないほど左…

平昌オリンピック終了

PyoeongChang 2018 winter olympic games も昨晩無事に閉会式を終えました。 湯浅の悔し涙を撮った翌日は元アルペンレーサー、梅原玲奈のスキークロスを撮り、その翌日はスノーボードパラレル大回転、竹内智香選手を撮りました。 梅原玲奈選手は残念ながら1…

湯浅直樹の悔し涙 平昌オリンピック男子SL

湯浅の悔し涙を見たのは久しぶりでした。 2本目は滑らないかもしれないと思いながら、ゴールで彼を待っていましたが、会場の大画面に映る間もなくコースアウト。 かろうじて、ゴール近くでコース外に出る寸前のうつむく湯浅を撮ることができました。 湯浅と…

アルペンスキー競技もあと4つ 平昌オリンピック

今晩のジャンプラージヒル団体の会場にきています。 ベニュープレスセンターは多くのカメラマン、記者でにぎやか。「決戦」にそなえて各社、打ち合わせにも余念のない様子です。 私の配置、役割も打ち合わせ完了。 今晩は共同通信は私を含め4人で撮影するの…

エステル・レデッカ女子SG金メダル 平昌オリンピック

www.sanspo.com 31番のペトラ・ブルホバまで滑りを撮り終わって、ゴールエリアに降りて行くと、ぽかーんとしてしまいました。 それというのも、15番スタートのアンナ・ファイトがティナ・ワイラーターを上回った時点でFISのモバイルを見るのをやめていたから…

石川晴菜36位で2本目へ メルグがラップ 平昌オリンピック女子GS

快晴のヨンピョン、今日はほぼ無風といっていい絶好のコンディション、ようやく女子GSがスタートしました。 1本目のラップは1番スタートのマニュエラ・メルグ。 2位にミカエラ・シフリンが+0.20秒でぴったりとつけています。 32番スタートの石川晴菜は+5.87…

3度目の中止延期 平昌オリンピック女子SL

下から吹き上げる強風は今日も強烈でした。 女子SLも中止延期となり16日金曜に行われることになりました。 同日は男子SGもチョンソンで行われる予定です。また男子高速系の撮影機会がなくなってしまいました。とほほ。 昨日、チョンソンのコースは選手の滑る…

マルセル・ヒルシャー金メダル 平昌オリンピックAC

強風で男子滑降と女子GSが中止延期となっていたアルペンスキー競技ですが、今日、ようやく男子アルペンコンバインドが快晴のもと、チョンソンで行われました。 それでも、強風のため当初予定のスタート位置をスーパーGまで下げ、またジャンプ箇所もあらかじ…

今日も強風中止 女子GS

今日も強風で女子GSは中止、延期となってしまいました。 はー、-、。いつになったらアルペンスキー競技が始まるのでしょう。 まあ、今日はゴール付近のポールが雪面にくっつくほど、そして今にも抜けそうで、強風が絶え間なくヨンピョンにふきつけているの…

男子滑降はキャンセル 15日に順延

やっとアルペンスキー会場に行けたと思ったら、インスペクションもすることなく早々に強風でキャンセル決定。 平昌オリンピックのアルペンスキー最初の競技、男子滑降は15日に順延、当初予定されていたSGは翌16日になりました。 しばらくのごぶさたでした。…

平昌到着

2018冬季オリンピックの地、韓国は平昌に到着しました。 昨日は空路、成田から仁川へ。 近代的できれいな仁川空港から先月末に開通したKTXという特急で2時間半、メディアの宿泊ビレッジがある江陵に到着。 オリンピック後は独身世帯が入るであろう2部屋のマ…

マルセル・ヒルシャー54勝 W-CUPシュラトミング

マルセル・ヒルシャーがワールドカップ通算54勝目をあげました。 これで母国オーストリアのレジェンド、ヘルマン・マイヤーと並び、通算勝利数でインゲマルク・ステンマルクに次ぐ2位タイとなりました。 勝利を決めた瞬間、マルセルは自らの胸を叩いて誇らし…

4人全員2本目に進めず W-CUPクローンプラッツGS

今日はシュラトミングのナイターレースの前にイタリアのクローンプラッツでワールドカプ女子GSも行われています。 間も無く2本目が始まりますが、快晴のクローンプラッツ、1本目で安藤麻、長谷川絵美の2人はコース終盤、ポールに入りきれずに途中棄権。 上の…

シュラトミング到着

シュラトミングに到着しました。 昨日、表彰式の後一旦止んだ雪も夜中に10cmほど降り、キッツビュールからシュラトミングへの雪道は超がつくほどの安全運転で3時間弱のドライブでした。 ここ数年、イタリアのペンタフォトと仕事をしていますが、彼ら経由でAP…

ヘンリック・クリストッファーセン今季初優勝

今季、SLはここまで全戦表彰台に立ちながら、その中央には一度も立っていなかったヘンリック・クリストッファーセンがとうとうそこに立ちました。 今季初勝利、ワールドカップ通算16勝目は、「常勝」マルセル・ヒルシャーの、ヘルマン・マイヤーと並ぶ54勝目…

トーマス・ドレッセン、シュトライフを制しW-CUP初優勝 キッツビュール滑降 須貝龍53位

ドイツの新鋭24歳、トーマス・ドレッセンがシュトライフを制し、ワールドカップ初優勝を遂げました。 2015年2月にザールバッハの滑降がワールドカップ初出場。それから今季で4シーズン、42レース目での快挙を成し遂げました。 昨シーズンのクビットフィエルD…

スビンダル、キッツビュールにカムバック 須貝龍52位 SG

アクセル・ルンド・スビンダルが今季3勝目、ワールドカップ通算35勝目をあげました。 ここキッツビュールは一昨年の滑降、ハウスベルグカンテでクラッシュし、靭帯断裂の大怪我を負った因縁のコース。 今日は昨日のトレーニングラン同様、そのハウスベルグカ…