今日も快晴のコルティナ、SG第5戦が行われ、ララ・グートがコルティナ4勝目、W杯通算41勝目を挙げました。
冒頭の写真はコルティナ名物、岩山の間をぬう最大斜度65%の「Schuss」シュースの入り口をクラウチングで入っていくララ・グート。
撮った後、急斜面から出てくるところを上から見ていましたが、そのスピードは尋常ではありません。昨日のダウンヒルでは130km/hを計測していました。
スピードが上がることにより視界も狭まった中で、ネットが迫ってくるような感覚になるであろうコース幅の狭さ、そこで100km/h近いスピードのターンを連続でこなさなければなりません。
今日も13人がコースアウト。SGはトレーニングランがないので元来、コースアウトが多いのですが、今日も何度もレースが中断しました。
上の写真は入念にインスペクションを行うララ・グート。
2位には金曜DHの勝者、ステファニー・ベニエール、3位はフランスのロマーネ・ミルドーリでした。
3位のロマーネはいずれもSGで表彰台3度、うち、2022年3月のレンツァハイデSGで1勝しています。
2位ステファニーへのプレゼンターはアルベルト・トンバさん、エンポリオ・アルマーニでかためてチークキッスしていました。
私は今年でW杯を本格的にまわるようになってから20年が経ちましたが、実はコルティナは初めてでした。
毎年、キッツビュールと重なるので、女子高速系のみのコルティナを選択することはなく、2021年世界選手権もCOVID-19で「欠席」しました。
今年はキッツビュールの次の週に開催され、シュラトミングからも遠くないということで、この機を逃すまいとコルティナ行きを決めたのでした。
街中の散歩では、訪れた人は必ずパシャっとするであろう「定番」写真も撮ってみました。
W杯会場にはそれぞれ良さがあって、どこも魅力的なところが多いのですが、コルティナは特に「チャーミング」(招待受けたプレスディナーで地元のおばちゃんがそう言ってました)。
また来たい会場の筆頭になりました。
街中の大きなガラス窓には歴代勝者の写真がずらっと並び、イタリア、特にコルティナは「魅せる」ことを強く意識していることが感じれら、どこのお店もディスプレイがいちいちお洒落で素敵でした。
私はもう一泊して、明日、W杯女子1月最後のレース、クロンプラッツに向かいます。
では、また。