ヴァル・ディゼールに続き、2戦連続でスイス勢が勝ちました。
ダニエル・アルブレヒトは初戦セルデンに続き、今季2勝目です。
2位にはイヴィッツァ・コステリッチ。とうとうGSでもトップシーンに復帰してきました。度重なる怪我を乗り越えての選手生活は頭が下がる思いがします。
今日のレースはヤニッツァ・コステリッチとお父さんとともにインスペクション。家族でつかみとった2位かもしれません。
昨晩から異常に気温が高く、今日も公式記録ではゴールで3℃、スタートで2℃。2本目は素手でシャッターをきっていました。
コースも2本目は新潟の雪のように湿った状態になり、ワックスやほんの少しの減速がタイムに影響したことと思います。
1本目はスタートで撮影していました。
このクラスの選手たちでもスタート前には緊張し、普段の自分の力を出そうと懸命に集中している姿がアップになったファインダー越しに垣間みられます。
気合いを思いっきりいれてスタートする選手もいれば、さらっと練習のようにスタートバーを切っていく選手もいます。(さすがに大きな声を出す選手は今回は一人だけ、66番スタートのイギリス選手だけでした。)
印象に残ったのは、カルロ・ヤンカ。22歳の彼は気合いを入れるでもなく、さらっと出るでもなく、自然体で出て行ったように見えました。最初の2ターンも無駄な力を入れずにしっかりとスキーに圧力をかけていく動きに見えました。
日本でご覧になった多くのスキーレーサーの方々にも、大いに参考になったレースだったのではないかと思います。
明日は先週日曜日の代替レース。
昨日のヨーロッパカップで賢太郎が15位。一昨日は湯浅が9位。
少しずつですが、結果を出しつつあるジャパンチームに明日も期待しましょう!
写真は優勝のダニエル・アルブレヒト。