今年最後のスラロームが終わりました。
イビッツァ・コステリッチが昨日2位の勢いをそのままに久々の勝利を挙げました。表彰台では笑顔、笑顔。泣きまねまでしてくれました。
スラロームの優勝は実に5年ぶり。度重なるケガと手術を乗り越えて、見事な復活を果たしました。「不屈の闘志」とは彼のようなことを言うのでしょう。
4,5,6位にロッカ、モエルグ、ターラーのイタリア3人衆、8,8,10位にスウェーデン勢(ハーガン、ラルソン、ビグマルク)がそれぞれ入りチーム力をアピールしました。オーストリアも3位にライヒ、7位にヒルシャーが入り面目躍如といったところでしょう。
同じチームの3人が表彰式に出る姿を見て、私はとてもうらやましかったです。
明、湯浅、賢太郎の3人が同時に表彰に出ることは夢のまた夢なのでしょうか。
一時期はそのような勢いがあったときもありましたが、今日の結果は3人とも2本目に進めず。残念でした。
今年は明日帰国の途につきますが、また年明けからこちらに舞い戻ってきます。2009年の幕開けはコステリッチの地元、クロアチア・ザグレブ。その後、1月は毎週スラロームが開催されます。
日本チームにとっては厳しいレースが続くかもしれませんが、日本でテレビをご覧のみなさんも応援してください。きっと声援は彼らに届くと思います。
表彰が終わってお父さんと抱擁。コステリッチ家にとっても最高の一日となりました。