アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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石井智也 全日本選手権GS連覇

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石井智也が貫禄の勝利。昨年に続き全日本選手権GSを制覇しました。

快晴の阿寒、気温はマイナス5℃。常に日陰の北向き斜面はもう少し寒さを感じましたが、バーンも硬くしまり、絶好のレースコンディション下、男子GSは行われました。

1本目でラップを奪った石井智也が2本目も安定の滑りを見せラップ、2位との差をさらに広げて勝利しました。

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昨年に続き2年連続の全日本選手権勝利で、2月のオーレ世界選手権出場の権利を獲得しました。おめでとうございます!

年明けのワールドカップGSは1月12日のアデルボーデンと2月3日のガルミッシュの2戦がスケジュールされていますが、その2戦にも参戦が濃厚となりました。

私の問いかけに「日本で一番速い選手を出すのは当然」と、ある関係者も力強く太鼓判を押してくれました。

29歳、ベテランの域に入る石井智也、少ないチャンスかもしれませんが、それをぜひ活かして世界選手権前にワールドカップ2本目進出を期待したいと思います。

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2位には松本逹希(矢口製作所スキークラブ)が、3位に若月隼太(近畿大学)が入りました。

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写真は2本目ゴール時点ラップタイムで電光掲示を確認する松本逹希と1本目のインスペクションを行う若月隼太。

若月隼太はセルデン開幕戦に出場予定でしたが、悪天候でキャンセルとなり出場が幻となる不運に見舞われました。今日はその実力を証明できたのではないかと思います。

22歳の松本逹希と共に若い2人のワールドカップ出場も期待したいところです。

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30歳の大越龍之介は4位に終わりました。2011ガルミッシュと2013シュラトミング、2回の世界選手権出場経験をもつ彼は、明後日のSLで勝利してオーレ行きを決めたいと語りました。

「ワールドカップ20位以内の方がカッコよくない?」という私の問いにも

「そうですね」と笑ってくれました。

明後日も勢いのある若手と経験豊富なベテランの熾烈な争いを期待したいと思います。

明日は女子GS。

優勝候補筆頭は安藤麻。ワールドカップ選手として今日の石井智也のような貫禄の滑りを期待します。