アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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レビは「欠席」します

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例年であれば、今頃は「レビに到着」とブログをアップするところではありますが、撮影旅費の資金難により、レビ行きは断念いたしました。

アルペンスキー撮影記を楽しみにしていただいている読者の方々には申し訳ありません。私の資金集めの「営業力不足」でございます。

昨年のブログを見返すと、もし今年レビに行っていれば、ちょうど10回目となるところでしたが、正直にいえば日本人選手の好成績が「望み薄」なのも断念の理由の一つでもあります。

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今では毎年お馴染みとなった「男女SL開幕戦」ですが、これまでの日本人の最高成績は12年前、2006年の皆川賢太郎13位。

この2006年が「男女SL開幕戦」となった初めてのレースで、勝者はベンヤミン・ライヒとマリス・シールドご夫婦。

日本人女子の出場はなく、7番スタートの佐々木明は1本目途中棄権、24番スタートの湯浅直樹は2本目に進めず、賢太郎は15番スタートでラップのベニーに+0.85秒の9位につけたものの、2本目で順位を落としました。

冒頭の写真は2本目のゴールでタイムを確認する皆川賢太郎、当時29歳。

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上の写真はビブ7、トップシードの佐々木明、当時25歳。下は当時23歳の湯浅直樹

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言わずもがな、この3人は日本アルペン史上、最強トリオとして名を馳せ、遡ってこの年の2月、イタリアのトリノオリンピックでは皆川賢太郎4位、湯浅直樹7位という成績を残し、「黄金時代」と言っても過言ではありませんでした。

そんな時代はもう12年前で「ひと昔前」となりました。

 

日曜日には成田秀将25歳、大越龍之介29歳、加藤聖五20歳の3人が出場します。

今季の「男子SL開幕戦」は過去にW杯30番以内のゼッケンで滑ったことのある選手が一人も出場しないという、日本アルペンスキー史上、おそらく過去に例のない事態ではないかと思います。

それはもちろん、左膝手術明けの湯浅直樹が現在、北米で雪上トレーニング中で、今季はファーイースカップ全日本選手権を主戦に考えているからではありますが、冒頭写真の皆川賢太郎競技本部長のもと、今季は新たな日本チームの出発のシーズンとも言えるでしょう。

幸先の良いスタートを期待します。

私は初めて、レビのレースを東京の自宅でJsportsナマ観戦したいと思います。

 

お時間のある方は過去のレビもご覧ください。

昨年は王者ヒルシャーが左足首骨折明けで17位、ノイロイターはこの優勝後、アメリカで練習中に靭帯断裂の怪我を負い昨シーズンは戦線離脱、この日曜日が復帰戦となります。

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この時も加藤聖五の出場を期待していましたが、かなわずで、その後のW杯の出場もなかったので、いよいよ日曜日がW杯デビュー戦となります。

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2016年はヒルシャーとシフリンが勝利。

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2015年は雪がなく中止。

 

2014年はクリストッファーセンとティナ・マゼが勝利。成田秀将がW杯初出場でした。

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2013年もヒルシャーとシフリンが勝利。湯浅は19位でした。

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2012年はミューラーとリシュが勝利。パランダーの引退ランも行われました。

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2011年は雪がなくフラッハウでの代替開催となりました。

2010年はグランジェとシールドが勝利。

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2009年はヘルブストとリシュが勝利。

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2008年はグランジェとリンゼイ。今季限りでの引退を表明しているリンゼイ・ボンはこの時のスラロームが初優勝で全種目優勝を成し遂げています。

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2007年は雪がなく中止で、ライターアルムで代替開催されました。

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