晴天のザールバッハ、昨日同様朝から冷え込み、コースは完璧なコンディションで女子の最終種目SLが行われました。
1本目トップタイムは今季W杯2勝、レッドビブを纏うカミール・ラスト。
2位のリーエンスベルガーを0.58秒引き離し、トップに立ちました。
ミカエラ・シフリンは3位+0.72で、ウェンディ・ホルドナーが+0.80秒の4位です。
日本チームは安藤麻が+5.55秒の28位、渡邉愛蓮が+6.73秒の29位で2本目に進み、前田知沙樹はコース前半でコースアウトしました。
写真は悔しそうにコースを降りる前田知沙樹。次戦は23日セストリエールの予定です。
この悔しさを活かして欲しいですね。
追記:
2本目はカミール・ラストが全体4位のタイムで1本目のリードを守り勝利、銀にウェンディ・ホルドナー、銅がカタリナ・リーエンスベルガーでした。
今季12月のキリントンSLでW杯初優勝を遂げると、1月のフラッハウでも勝利、「開幕戦」レビから7戦で5、3、1、4、4、1、5位と安定した上位成績を残しています。
世界選手権のビッグタイトルも手にしたカミール・ラスト、このままレッドビブを守って、SL種目別女王を獲りそうです。
28位で2本目に進んだ安藤麻は順位を4つ上げて24位。満員に埋まったゴールスタンドの歓声に両手を上げて応えていました。
リーダーズボードの前にも「一人分の時間」座りました。
隣にはその前に「座っていた」渡邉愛蓮で、次回はW杯でこんなシーンを長い時間見たいものです。
2人はリーダーズボードの前を去った後も、チームゾーンでラストの勝利が決まるまで、じっとレースを見ていました。
次戦は23日イタリア・セストリエール、そして来月9日のスウェーデン・オーレが今季最後のW杯出場となります。このラスト2戦で今日のように2本目に残って、結果を残して欲しいと思います。
今回、21歳で世界選手権初出場の渡邉愛蓮、今季W杯3戦では満足な写真を手に入れることができなかったのですが、ようやく今日、撮らせてもらうことができました。
自分では満足いく滑りではなかったとは思いますが、2本しっかり滑って、何か手応えを掴んでくれているといいなと思います。
明日は世界選手権最終日、男子SL。
小山兄弟、陽平43番、敬之50番スタートです!