マルセル・ヒルシャーが地元シュラトミングでW杯通算68勝目を圧勝で飾りました。
昼間は暖かったシュラトミング、陽が暮れてスタート時間になると急に冷え込みました。
氷が所々露出した1本目、3番スタートのクレモン・ノエルがコースアウト。6番スタートのマルセルは2位のダニエル・ユーレに+0.99秒つける圧倒的な滑りをみせラップ。パンテュローが+1.00秒で3番手につけました。
2本目もラップの滑りでマルセルは2位パンテュローに+1.21秒もの差をつけてシュラトミング2年連続勝利。
3位は1本目2位だったダニエル・ユーレが入り、2年連続の3位。上位3人の顔ぶれは1本目と変わりませんでした。
クレモン・ノエルとのガチンコ対決を見たかったファンは多かったと思いますが、これもスラローム。コースアウトする危険の高さがまたSLの面白さ、魅力でもありますね。
21歳クレモン・ノエルの1つ年下になる20歳の加藤聖五はキッツビュールに続きW杯3戦目の出場でしたが、+4.55秒の45位で2本目に進めず。
また、大越龍之介は20位以内に入ればオーレ世界選手権の出場権を得る最後のチャンスでしたが、+4.35秒の41位に終わり、オーレ行きの切符は手にできませんでした。
また、成田秀将は急斜面に入る手前でコースアウト。ウェンゲン、キッツビュールとゴールできなかっただけに今日は何としてもゴールして結果を出して欲しいところでした。
最後の写真は1本目のインスペクションでのマルセル。
ノエルがコースアウトしたとはいえ、今日の勝利は格別でしょう。これで今までよりさらに、自信を持って世界選手権に臨めると思います。
世界選手権はノエルとのガチンコ対決を期待したいですね。
それでは、次はオーレから。