アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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マルセル・ヒルシャー67勝目 アデルボーデンSL

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湿り気を帯びた雪が間断なく降り続くアデルボーデン、今日も勝者はマルセル・ヒルシャーでした。1本目3位、ラップの僚友マルコ・シュバーツに+0.39秒からの逆転勝利。

W杯通算67勝目、同会場9勝の新記録を達成です。

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写真はマルコ・シュバーツの片反コースアウトで勝利が決まった瞬間のマルセル。

2位にはフランス21歳の新鋭、クレモン・ノエルが入り、初の表彰台。自身W杯19戦目にしてのポディウムで、記憶に新しいのは平昌オリンピックの4位です。

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3位はクリストッファーセン。今日も1本目はマルセルを上回りましたが、昨季のキッツビュールSL以来、優勝から遠ざかっています。

日本チームは成田秀将と大越龍之介の2人が出場。

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大越はコース後半でコースアウト。第一中間計時を32位、第二中間計時を36位で通過し、30位以内の可能性を残していただけに残念でした。

次戦は昨年19位となったウェンゲンですので期待したいと思います。

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成田秀将は+3.89秒の55位で2本目に進めず。今日のレースは30位が+1.86秒と僅差で、そこに食い込むことはできませんでした。

来週ウェンゲンから、全日本選手権で復活の足がかりを掴んだ湯浅直樹が出場する予定ですが(Jsportsザグレブの放送時に浦木ヘッドコーチが発表していましたね)、成田秀将には日本チームの「切込隊長」としての役割を果たしてくれることを期待します。

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その前戦ザグレブでもマルセルを抑え、1本目ラップ、今日もラップだったマルコ・シュバーツ。

ザグレブに続き、今日も2本目急斜面入り口でポールをまたいでコースアウト。

1本目の滑りがスムーズに流れるようで素晴らしいだけに、勿体無い2本目が続きますが、次戦ウェンゲンも注目です。

レース中、降り続いた湿った雪も止み、私はそのウェンゲンの定宿、ラウターブルネンまで車で小一時間、これから移動します。では、また。