アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ドミニク・パリスがラップ ウェンゲン滑降トレーニングラン

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曇天、小雪舞うなか行われたウェンゲン滑降トレーニングラン2回目はイタリアのドミニク・パリスがラップでした。

2013と2017のキッツビュール、ハーネンカムの勝者、前戦ボルミオでも優勝を飾りましたが、まだウェンゲンでの勝利はありません。

今日の撮影ポイントはミンチカンテ。

もう少しバックの網が入らないように撮影位置を決めていたのですが、スタート45分前になってカメラマン係のお姉ちゃんにそこはダメですと言われ、すごすごと引き下がりました、いや、撮影位置を上に15mほど上げさせられました。

今日は通常より2時間早いスタートだったので、晴れていたとしても太陽がユングフラウの背後に隠れ、日陰になるのはわかっているのですが、選手の「アクション頼り」に撮影ポジションを決めました。

晴れていて12時30分スタートだとこんな感じになります。

www.alpineskiphotography.com

この2013年も後ろのネットがバッチリ入ってますが、今日のほどは気にならないですね。光があるとないのでは、こんなにも写真が違って見えるというのはわかっていただけると思います。

明日はDHとSLのアルペンコンバインド(AC)。今シーズン、もう1戦予定されているバンスコのACはSGとSLなので、唯一の滑降と回転のコンビレースです。

私の勝手な注目は、ザグレブ、アデルボーデンSLで1本目、王者のマルセル・ヒルシャーを抑えてラップを奪いながら、2本目で片足不通過でコースアウトしているマルコ・シュバーツ。

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今日は66番スタートで46位、ドミニクに+3.16秒です。

優勝候補はもちろん、フランスの2人。

昨年の覇者、ビクトール・ムファ・ジャンデとアレクシス・パンテュロー。今日もビクトールは+1.28の10位、パンテュローは28位の+2.18です。

しかし、明日は2本目のないSLですので、前2戦1本目でみせてきたマルセルを上回る滑りをそのままできれば、大いに彼にも優勝のチャンスはあると思います。

そしてもし明日、マルコが表彰台に立つようなことになれば、全く同じコースで行われる日曜日のSLは勝利する可能性が非常に高くなると私は考えます。

二重の意味で注目です。

昨日、W杯デビューとお伝えしたスイスの新鋭、ジアヌルカ・アムスタッツは+4.52秒の66位でした。コース長が短くなっていますので単純に比較はできませんが、3秒以上縮めました。

 

また、本日イタリアのクロンプラッツで行われたヨーロッパカップGSでは、ビブ57の石井智也が34位(+3.52秒)、ビブ34の新賢範が54位(7.38秒)、ビブ96の若月隼太は2本目に進める60位以内に入れませんでした。