アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ドミニク・パリス3度目のシュトライフ制覇 キッツビュール滑降

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土曜日に予定されていた滑降が天気予報のため今日、金曜日に変更され、小雪舞うなかキッツビュール、シュトライフで滑降が行われました。

79回大会ハーネンカムレーネンの勝者、ジーガーはドミニク・パリス。これで自身3度目のシュトライフ制覇です。

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今年は前日の競技日程変更で、さすがに例年より観客は少なめ。2017年の写真と見比べるとよくわかります。

www.alpineskiphotography.com

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今更ながら、昔の写真を見てみても、毎年のように滑降の本番は同じところで撮ってますね。我ながら芸がないと言うか、なんとかの一つ覚えです。笑

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2位はレッド・ビブのベアト・フォイツ。

優勝こそ逃しましたが、2位でしっかり種目別トップはキープ。今日勝ったドミニクに100ポイント差をつけています。

そして3位は地元オーストリア、オットマー・ストライディンガー。自身2度目の表彰台です。(初表彰台は2013年ビーバークリークSG2位)

そしてオーストリアの2番手はやっぱりキマシタ!

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41番スタートのダニエル・ダンケルマイヤー。

やはりキッツビュールヨーロッパカップDH勝者の称号はダテではありませんでした。オーストリアの先輩、ライヘルトやマティアス・マイヤーを上回り、堂々の5位入賞。もちろんW杯自身最高位です。

世界選手権前にはあと1戦、ガルミッシュが残っていますが、オーストリアのオーレへの出場権争いは熾烈です。

現状ではオーストリアはウェンゲン勝者キリルヒマイヤー、マックス・フランツ、マティアス・マイヤー、ライヘルトの4人がスタートリスト上位4人で、今日3位のストライディンガー、5位のダンケルマイヤーも世界選手権出場は現状では厳しいところです。

来週末、ガルミッシュのダンケルマイヤーにも注目です。

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もう一人、トレーニングランの「まくり王」、マテオ・マッサリアも10位とキッツビュールDH自身最高位を記録。今日はリザルトの10番以内、40番台のビブ2人の名前が輝いて見えました。

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そのマッサリアもドミニクの左足を抱えて、イタリアチームの集合写真。

勝ったのはドミニクですが、滑降はチーム全体の勝利。コースの各所でじっと見ていた多くのコーチたちもそれぞれの場所で喝采をあげたでしょう。おめでとうございました。

明日はSL。

ニューヒーロー、クレモン・ノエルの連勝なるかが最大の焦点です!

追記:今日はコース前半、シュタイルハングでレースをやめたマックス・フランツですが、ORFの映像をみる限り、滑走中に左膝を痛めた模様です。今後の出場は微妙です。

すいません、左ではなく、右足でした。