アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ベアト・フォイツがラップ ウェンゲンDHトレーニングラン

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今日も快晴のウェンゲン、滑降トレーニングラン1回目はレッドビブのベアト・フォイツが2位のマウロ・カビエッツェルに+1.16秒の大差をつけてラップでした。

フォイツは今季、滑降の開幕戦レイクルイーズこそ6位でしたが、その翌週のビーバークリークで優勝すると、バルガルディナ、ボルミオともに3位と表彰台に立ち続けていて好調です。

昨年のラウバーホーンレーネンはスビンダルを0.18秒抑えて優勝し、その勢いのまま平昌オリンピックでは銅メダルを獲得。そして初の滑降種目別王者となりました。

今季もここまで4戦、2位のマックス・フランツに38ポイント差つけてトップです。地元スイスのウェンゲン連覇なるか、注目です。

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上の写真はインスペクションを行うベアト・フォイツ。アドバイスするコーチはフランツ・ハインツァーさんです。

W杯通算26勝、「帝王」の名をほしいままにしていましたが、私はリレハンメルオリンピックでのスタートバーを切った直後のビンディング外れが今でも強く記憶に残っています。

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カメラ前走はマーク・ベルトーさん(前)とブルーノ・ケルネンさん。

かなり接近して結構なスピードで滑っていました。さすが、引退したとはいえW杯選手は違いますね。

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今日のフントショフ「最高到達点」ジャンプを見せてくれたのは79番スタート、21歳の新鋭ジアヌルカ・アムスタッツでした。

左下の赤いポールの先、冒頭のベアトの写真と見比べて見てください。

確かにベアトはかなり低く飛んできたのですが、このウェンゲンがW杯デビュー戦となるアムスタッツとは身体一つ分くらい高度差があり、写真的には格好良かったです。

ちなみにタイムはスイスの先輩フォイツに+7.79秒でした。本番までにどれくらい差を詰められるか楽しみなところです。

明日も滑降トレーニングラン2回目が行われますが、昼からの降雪予報でスタート時間が2時間早まり10時30分。スタート位置もコンビのスタートまで下がって行われます。