アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ヨハン・クラレがラップ W-CUPウェンゲンDHトレーニングラン

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今日は晴天のウェンゲン、トレーニングラン2回目がフルレングスで行われました。

ラップはフランスのヨハン・クラレ。2位もフランスのエイドリアン・テオー、3位が昨季のDHチャンピオン、クラウス・クローウェルでした。

今日はレース中は晴れたのですが、雲が多くトレーニングラン前は降雪もあり、めまぐるしく天候が変化しました。

撮影ポジションをどこにとろうかいろいろと迷いましたが、冒頭の位置。フントショフとミンチカンテの間です。

昨年はうしろのネットが見えなかったのですが、今年は雪が多いせいか、後方のネットが高く、背景としてはちょっとジャマ。

でも、コース内ではスリリングなポイントなので、そこそこいいアクションが撮れました。

多くの選手が着地後に、「ううっっ!!」と唸ってこのあとの右大半径ターンに入っていきます。

風切り音、スキーが雪面を切り裂く音が混じって、「ブウオーーン」と爆音が冷たい空気を切り裂いていきました。

明日はトレーニングラン3回目が予定されていますが、天気予報は雪。

それでも、今週は予報が難しいのか、毎日のように天気予報が変わるので、もしかしたらキャンセルにならずにトレーニングランが行われるかもしれません。

昨晩はラウターブルネンの定宿で女子ワールドカップ、フラッハウSLを見ていました。

スイスのテレビ局は42番スタートの星瑞枝選手以降も放送してくれましたので、3人ともライブで見ることができました。

残念ながら、清澤、長谷川、星3選手ともに2本目に残ることはできず、ザグレブの勢いをつなげることはできませんでした。

1本目のラップはマリア・リシュだったのですが、そのタイムから、途中計時ポイントを通過するたびに1秒、2秒と離されていく経過は、

「うーん、やっぱりワールドカップは厳しいな」と感じぜずにはいられませんでした。

現場で目の前を通過していく選手をファインダー越しに見ているのとは違った感覚を久々に味わいました。

 

このあとは月末26,27日のスロベニア・マリボール。

ワールドカップはしばらく間があきますので、しっかり調整して世界選手権前最後のレースで力を出し切ってほしいと思います。

写真はジオ撮影の星瑞枝選手。

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追記:先日、ザンクト・アントンの前走を務めた原田友希選手、オーストリアのヒンターストウダーでのヨーロッパカップDHトレーニングランで、初日78番スタートから19位、2日目は77番から41位。

3日目の本番レースはショートレングスの2本合計で行われたようで、1本目は77番から57位でしたが、2本目はDid not startでした。(2本目は1本目30位以内の選手のみスタートしたようです)

ヨーロッパカップ高速系レースでヨーロッパカップポイント(30位以内)を獲得してワールドカップ出場への足がかりにして欲しいと思います!