ハンネス・ライヘルトがキッツビュール・シュトライフを初制覇。DH通算2勝目、W-CUP通算7勝目をあげました。
朝は霧も出てレース開始が少し心配でしたが、インスペクションが終わるころになると急に気温が下がり、少し滑走性の良くない雪でしたが、無事レースを行うことができました。
ボディ・ミラーがラップをとり、スビンダルがそれを上回り、そして第一シードの最後に滑った地元オーストリアのライヘルトが勝利を決めるなんて、あらかじめ筋書きがあるんじゃないの?みたいなレースでした。
表彰の写真はおなじみジオ・センテンツァです。(アウレッタが父方で、センテンツァは母方の姓だそうです笑)
今日は前述のとおり、キッツビュール・シュトライフの名物と言えるハウスベルグカンテを通過しないレースで、スペクタクル度は例年レースの半分程度でした。
そしてハウスベルグカンテを使わないということは我々としても非常に影響があり、今年のDHの画つくりはカメラマン皆、苦労することになりました。
例年だとゴールエリアの大観衆をからめたり、ハウスベルグカンテの「高速バンピー斜滑降」を捉えたり、ハウスベルグカンテ周辺でいくつかのバリエーションがあるのですが、今回はそれがまったく使えなくなってしまいました。
(お時間のある方は過去のキッツビュールのブログを「掘って」ごらんください)
よって今日は仕方なく、冒頭の写真。コース中盤の小さめジャンプです。
6年前の写真ではバックが林だったのですが、今年その場所に行ってみたらバックは白。いや、空、じゃない雲でした笑。
天気が好転しないかと期待してみたものの、願いかなわず。
なにせDHはスタート時間が11時45分でも優勝候補が滑るのは12時25分くらい。
よって最初は真っ青な空だったのに、撮ってるあいだに雲がでてきて真っ白になってしまったりすることはたまにあるので、その逆を狙ってみて撃沈。というわけです。笑
さて、明日はSGとSLのSC。(こう書いてしまうとなんだかわからないですね笑)
スーパーコンビでございます。
今日はDHのコースをヒルシャーもインスペクションしていました。(キャプテンミーティングでSGのみ出場選手も許可すみ)
明日はヒルシャーのSGも見たいところですが、天気予報は降雪と強風の予報。
週あたまから極度の小雪や温暖な気温、湿った降雪に悩まされ、スケジュール変更を余儀なくされたハーネンカムレーネンの1週間でしたが、しめくくりはどうなるでしょうか。
「神のみぞ知る」ですね。