アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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デファーゴ、パンテュロー勝利 W-CUPキッツビュールSG SC

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朝からの降雪で、やるのかやらないのかわからない状況でのSGのスタート時間が13時15分、SLのスタートが18時という予定で始まった第74回ハーネンカムレーネンの最終日は、結局予定とおりの時間にレースが行われ、ながーい一日となりました。

SGはスタート位置を予定の位置よりも下げ、ちょうど私がDHの写真(ハンネス・ライヘルトのジャンプ)を撮ったところからの「ショートSG」。

勝ったのはスイスのベテラン、ディディエ・デファーゴ。2位には0.05秒差でボディ・ミラーでした。34位のアンドレイ・スポルンまでが1秒以内という大接戦でした。(冒頭の写真です)

コースが短く、難しい箇所が少ないとこうなりますね。 

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ゴールでの咆哮はジオ撮影です。

今日はヒルシャーのSGも興味のひとつ。

56位で下位に沈んだかと思いきや、1.58秒差につけて十分SLで逆転できる位置でした。 

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おとといの金曜に続き再びナイトレースとなったSLは、パンテュローがラップを出してSG12位からジャンプアップ。ウェンゲンに続きSC連勝を飾りました。

SCSG35位のヒルシャーはパンテュローにSLで0.58秒遅れをとり結局3位でした。

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この一週間、キッツビュールの大会関係者は例年になく、相当な労力をコースつくりにかけました。天気予報と毎日にらめっこし、SLとSCを入れ替えて、かつ夜にも開催するという臨機応変さが、第74回ハーネンカムレーネンの「開催危機」を救いました。

今日のレースの終わりにFISの技術系コース責任者、ハンス・ピーレンがコース脇でポールを直す係のひとりひとりに声をかけて握手して降りていったのが印象的でした。

小雪と湿った降雪に悩まされ、ハウスベルグカンテを使えなかったハーネンカムレーネンでしたが、無事、レースは終わりました。みなさま、お疲れ様でした。私も。笑

明日はシュラトミングに移動します! 

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最後の写真もジオ撮影、SCの表彰式です。