アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ケティル・ヤンスルがラップ キッツビュール滑降トレーニングラン

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快晴のキッツビュール、ハーネンカムレーネン80回大会の滑降トレーニングラン1回目がシュトライフで行われました。

ラップタイムはケティル・ヤンスルの1分56秒68。このコースの最速タイムは1997年フリッツ・シュトローブルが打ち立てた1分51秒58。

明日は全選手、1秒以上は詰めてくるでしょう。

今年も世界最強、いや、「最恐」コースでの勇者たちの戦いが始まりました。

昨年、1分56秒82でシュトライフを制したドミニク・パリスはキッツビュールのおとなり、キルヒベルグでSGのトレーニング中にクラッシュし、右膝前十字靭帯断裂、半月板損傷の怪我を負い、今季は終了せざるを得なくなってしまいました。

昨年を含め三度(みたび)、このシュトライフを征服している彼の戦線離脱は非常に残念です。昨日のこちらのスポーツニュースもドミニクの怪我を報じるものであふれていました。

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昨年の覇者は去ってしまいましたが、一昨年の覇者は2年ぶりにハウスベルグカンテに戻ってきました。

トーマス・ドレッセン、W-CUP初優勝が2018年のここキッツビュール滑降でした。

上の写真はハウスベルグカンテをインスペクションするトーマス・ドレッセン。陽が当たると少し暑かったのでウエアのジッパーを下げるところです。

www.alpineskiphotography.com2018年12月ビーバークリークで靭帯断裂の怪我を負い、シーズンを棒にふるも、今季高速系開幕戦、レイクルイーズで復活の勝利をあげています。

前述のとおり、トップのベアト・フォイツとは199ポイントと差をあけられてはいますが、ここまで滑降種目別は3位。

今日は18位の26歳の勇者は、2018,19の種目別チャンピオン、今日は33位のフォイツの牙城を崩せるか、土曜のレースは注目です。

明日も晴れ予報。滑降トレーニングラン、2回目が行われます。