やはりこの男でした。
マティアス・マイヤーがキッツビュール滑降を初制覇、今季3勝目、W-CUP通算8勝目を挙げました。
冒頭の写真のマイヤーの眼下、ゴールエリアの大観衆は地鳴りのような大歓声で勇者を、そしてマイヤー自身も地元オーストリアのダウンヒラーが誰しも夢見る瞬間を迎えました。
昨日のSGではこの咆哮ののち、チェティルに「逆転」されましたが、今日は真に「勝利の咆哮」となりました。
2位には同着でビンセント・キリルヒマイヤーとベアト・フォイツ。
フォイツは2週連続勝利、ウェンゲン、キッツビュールの両クラシックレース制覇はならず。なんと3年連続での2位です。
ダウンヒラーならば誰しも夢見るであろう瞬間、キッツビュールのハーネンカムレーネン、シュトライフを制圧した、オーストリアのマティアス・マイヤー。
自らの手でその夢を現実のものとしました。おめでとうございます!
これでマイヤーは、ステップをひとつ上がったと言っても過言ではないでしょう。アルペン大国オーストリアのスーパースターへの道を駆け上がってほしいものです。
ポディウム3人の記者会見が終わった直後、ペーター・フィルの記者会見が行われ、次戦ガルミッシュ・パルテンキルヒェンでの引退を発表しました。
写真はコースアウト後、ハウスベルグカンテまで降りてきたペーター。話しているのはコースセッターのハンネス・トリンクルさんです。
2016年のここキッツビュール滑降の勝者、2016,17と2年連続の滑降種目別チャンピオンが37歳でピステを去ります。
明日はSL。小山陽平と大越龍之介が出場します。曇天予報ですが、今日同様、少し気温が高く暖かくなりそうなのが心配です。日本時間、日曜の18時30分、1本目スタートです!