アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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グランジェ連勝 湯浅10位 W-CUP シュラトミングSL

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グランジェが一昨日に続き連勝。ワールドカップ通算9勝目をあげました。

今日のシュラトミングは気温が高く、1本目10人ほどで掘れる箇所もあり、2本目は降雪。難しいコンディションだったと思います。

コステリッチもしっかり5位。ポイントを稼いで総合チャンプは独走状態。一方、SLチャンプ争いはグランジェの猛追で面白くなってきました。

そして今日は眠くならずに起きていたひとも多かったのではないかと思います。サッカーから「はしご」して盛りあがっちゃった人もいたでしょう。

明は1本目スタート直後に失敗しましたが、湯浅はタイム差は2.35秒だったものの15位につけ、2本目も3番目のタイムで順位をあげ10位。今季最高位を獲得しました。

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写真はジオ撮影の2本目ゴールでの湯浅直樹

やっぱりシュラトミングはやってくれますね!

観戦に来られていたお母様に親孝行もできたのではないかと思います。

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1本目のインスペクションでは明と湯浅の2ショットが撮れました。明が湯浅にポールセットのことを話しているようでした。この日本が誇る2トップ、いつまでも見て、いや、撮っていたいと思わせてくれます。

これでしばらくワールドカップのSLはお休み。次戦はブルガリアのバンスコ。湯浅が昨年、ヨーロッパカップで2連勝を飾った会場です。もちろんその前にガルミッシュ世界選手権です。SLは2月20日。その翌週がバンスコです。

今年のシュラトミングはちょっと盛り上がりに欠けました。それというのも地元オーストリア選手が「総崩れ状態」。一番成績が良かったのがライヒの9位ですから、多くの観客が早々と会場をあとにしていました。

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ヒルシャーが滑ってきたときはこんなに盛り上がってたんですけどね。このあとに失敗して会場は静まりかえります。ちなみに火事ではありません。念のため(笑)

やっぱり彼らもプレッシャーに負けてしまうんですね。今日のインスペクションはなぜかオーストリアチームは最後のほうにみな固まって降りてきました。何かの対策だったのかもしれませんが、それは灰燼に帰しました。

そしてもうひとつ。2本目のインスペクションのときにジュリアン・リゼルーが滑ってきました。私を見つけると寄ってきてくれたので、膝の状態はどうかと聞きました。

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「世界選手権には出場するつもりだよ」との返事でした。無理せずにしっかり治してまた元気な滑りをみせてほしいものです。写真は私を見つけた瞬間のジュリアン。

私は今晩はシュラトミングからほど近いラドスタッドに泊まって、明日移動。一旦帰国します。また帰国後の雑感ブログで。