アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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時のたつのは早いもの

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5月ももう終わり。時が経つのは早いですね。

さて、日本の高速系チームは事実上消滅して、富井剛、滝下靖之、河野克幸らが「最後」の選手となってからもう8年以上が経過します。ダウンヒルのレースに日本人が出場しなくても、もうそれが当たり前のように感じてしまいます。

先日、退任された元ヘッドコーチの児玉修さんに、務められた8年間の総括をお伺いしました。

そのなかでも語っていらっしゃいましたが、現状では「高速系チームの復活」は「夢物語」だそうです。それほど、事態は逼迫しているということです。

「これからは、成果のあがるところに集中して資金を投入する方針だろう」ということで、また一から高速系チームを創り出すことは「夢のまた夢」になりそうです。

ところで、現在のFISポイントランキングで日本人DHトップは誰だかご存知でしょうか?

本田浩樹?田島あずみ?佐藤翔?

いえ、皆さんご存知ないと思いますが、今春高校を卒業して社会人一年生となった須貝龍(すがいりょう)です。現在FIS DH279位。

彼は新潟県中条町出身で八海高校卒業。高校3年の2009-10シーズンは夏からオーストリアで陸上トレーニング、秋も現地で雪上トレーニングをこなし、11月から本格的にヨーロッパ各地のFISレースを転戦しました。

出場レース数はSL、GSも含めて62レース。スウェーデンの選手権ではワールドカップ選手のハンス・オルソンに勝ったレースもありました。

国内のレースはほとんど出ていないのですが、4月末のキロロではGSで優勝を飾っています。

まだジュニアの年齢ということもあり、シニアの全日本チームに入ることはありませんが、このまま伸びてくれれば近い将来、期待できる選手になってくれると思います。

数日前に冒頭の写真を撮らせてもらったのですが、この翌日、彼は単身オーストリアに向かいました。今頃はもう、きっちりと目標を設定したトレーニングメニューのなかで「ひーひー」言っていることでしょう。がんばってほしいですね。

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写真は今年のサンモリッツのスイスジュニア選手権のときのもの。

話しはかわって、今日、発売させていただきました1/100sec.Vol.2。おかげさまで発売前に多くのご注文をいただきました。ありがとうございました。また、Vol.1とあわせてご注文いただいた方もいらっしゃいます。あわせて感謝申し上げます。

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写真は自信のあるものを載せております。もし少しでも興味をお持ちの方がいらっしゃいましたら下記のサイトまでぜひお越しください。よろしくお願いいたします。

http://1-100sec.com