アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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安藤麻自身最高18位 その2

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男子はカナダのレイクルイーズ、女子はアメリカのキリントンで開催されていたW-CUPは今週、北米内でそれぞれ移動。

男子はアメリカのビーバークリークへ、女子はレイクルイーズでそれぞれ高速系レース(男子はGSも)が行われます。

先週の高速系開幕戦レイクルイーズは、2018年のキッツビュールで鮮烈なW-CUP初優勝を飾ったドイツのトーマス・ドレッセンが怪我から復帰のDH初戦で勝利。SGはマティアス・マイヤーがW-CUP通算6勝目を挙げました。

www.alpineskiphotography.com

オーストリアチームのSNSにはカルガリーからデンバーへのチャーター機のどてっぱらから直接、大量の荷物を車に積み込む選手、スタッフの姿がありました。

レイクルイーズからビーバークリークまではおよそ2000km。車だと20時間とグーグル先生はおっしゃっております。

大量のスキーを抱えるサービスマンやチームスタッフはフィンランドのレビにも車で移動したりしますので、(ミュンヘンから約2,800km)「チャーター機組」以外にも「車移動組」がいるかもしれませんね。ほんとにお疲れ様です。

男女ともに明日4日から滑降トレーニングランが開始され、女子スタートリストのなかにはミカエラ・シフリンの名前もあります。

それほどでもないにしても、飛行機に長時間揺られて中国に移動しているのは、キリントンで自身最高18位を記録した安藤麻選手。

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4日から7日までの中国でのファー・イースト・カップ4連戦に出場します。

キリントンSLは、

「急斜面に関してはうまく自分の気持ちも身体もコントロールできて、自分の滑りを出せたと思う。緩斜面は他の選手と比べると板のたわみ→抜け(走り)が全然違います」と、そして「(練習では)集中を切らさず、1ターン1ターン、1本1本を大切に、レベルアップできるように頑張ります!」ともコメントくれました。

中国FECの後は、欧州にトンボ帰りで、15日のW-CUPサンモリッツPSL、17日W-CUPクーシュベルGSに出場予定。

そしてその後は日本に戻り「全日本選手権に出場することにしました」と悩んだ末の選択を教えてくれました。

時差ぼけなどの体調管理が心配ではありますが、明日からのFECは今まで以上に自信をもって臨めるでしょう。

FEC前哨戦ともいえるワンロンFISレースには男女ともアジア以外の国々から参戦してきている選手も多いので、彼女らとの戦いも楽しみです。

また、本日、日本時間17時30分からはノルウェーのヨーロッパカップGSで石井智也選手が30番スタートで出走します。

固定カメラですが、YouTubeでライブ放送が見れます。

https://www.youtube.com/watch?v=7ur9NLMXRVU

昨日は画面に映ってほどなく、左ターンでスキーが抜けすぎたように見え、戻そうとするも右ターンに乗り切れずコースアウトしました。

GSでは、いまの日本人選手のなかでは「格の違いを感じる滑りをする」と評す選手や関係者が多い、ヨーロッパカップポイントを持つ石井智也。

文字通りの孤軍奮闘ですが、遠い北欧の地でがんばってほしいですね。