アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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総合Vはスヴィンダル オーレ最終戦男子SL女子GS

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総合タイトルはあっけなく決まりました。

小雪舞うなか行われた男子SL最終戦、1番スタートのライヒがコースアウト。

その瞬間、スヴィンダルの2点差での総合優勝が決まりました。

その瞬間は私がいたところからは全く見えませんでした。いま、FISのHPで確認しましたが、片反でしょうか。ほんとにあっけなく終わったように見えました。ライヒは悔しくてしょうがないシーズンの終わり方に違いありません。

それに対し、SLの種目別タイトルはハラハラドキドキでした。

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1本目10位につけたグランジェが2本目ラップタイムでゴール。1本目4位のコステリッチをゴールで待ちました。視線の先には大画面。両手をあわせ、祈るようなしぐさをみせました。

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そして、コステリッチの中間タイムの遅れが表示された瞬間に横にいたコーチが先にガッツポーズ。

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まだイビッツァがゴールする前にグランジェはタイトル獲得を確信しました。昨年、目前で逃がしたクリスタルトロフィーを2年越しで奪取。僚友ジュリアンもゴールしてまず真っ先にグランジェを祝福していました。

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SL最終戦はマリオ・マットが勝利。彼にとっても久々の表彰台中央で、やっと勝ったよという安堵の表情でした。 

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 女子GSは今季調子が良かったティナ・マゼが勝利。私は恥ずかしながら、スロヴェニア国歌を初めて聴きました。メジャーコードの明るい曲でよかったです。

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そしてカトリン・ツェッテルとGSタイトルを争った「笑顔美人」ターニャ・プーティアイネンが逆転でクリスタルトロフィーを獲得。GSは4年ぶりの種目別総合タイトルです。

これで今季のワールドカップは明日のチーム戦を残して終了。ジュリアンは車にスキーを積み込んでいた私に握手をしてくれました。

「おめでとう。いいシーズンだったね」と言うと、

「うん、これから休みだー!」と去っていきました。

私も今晩は写真を見ながら今シーズンをゆっくり振り返りたいと思います。

 

ヨーロッパカップの最終戦SLは明が4位、湯浅5位、大越23位、賢太郎は1本目コースアウト。優勝はベテラン、ウルス・インボーデンでした。

追記:クラニスカ・ゴラが終わった時点で賢太郎はスターティングリスト59位でワールドカップ出場権を確保と書きましたが、今日最終戦のスターティングリストを確認すると61位になっていました。つまり、昨年の「貯金」がなくなったためですが、私がうかつでした。すいません。でも、FECで好ポイントをとったので賢太郎自身のワールドカップ出場には影響ないと思います。