アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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What is this ? ~2006-07W-CUPトピックス~

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ワールドカップをまわっていると、たまに選手と同じホテルに泊まることがあります。

今シーズンは12月のオーストリー、ヒンターストッダーではノルウェーチームと同宿になりました。

今季、総合チャンピオンのタイトルを獲得したスヴィンダルは、私の顔を覚えてくれていてインスペクションのときも挨拶をしてくれます。

レースのあと、ホテルのラウンジで彼がパソコンをいじっていたので、私は今までの彼のフレンドリーな態度に感謝する意味をこめて、過去の写真をプレゼントしました。

パソコンに取り込んだ彼は、

「あーこれは去年の、こっちはおととしのだね」と昔の自分の写真を楽しんでくれているようでした。

と、私といっしょに写真を見ていた彼の手が止まりました。 

f:id:shinfotograf:20180313151733j:plain

この右のかたの腹を指差し、言ったのです。

「What is this?」

彼と私は爆笑しました。

そう、今シーズン、レースに出場することなく引退を決めたノルウェーの先輩、オーモットのおなかの「出」ぐあいに目がいってしまったのでした。

オーモットのその、「出ぐあい」はアルペンスキーファンの方には有名ですよね。

「おなかだけなら相撲とれる」というのが正直なところです。

オーモットもチュースも引退して、ノルウェーの期待を一身にあつめるスヴィンダルですが、とても気さくで気取ったところのない、いい青年です。あと2、3年もすると、きっと貫禄もついて堂々たるオールラウンダーとして毎シーズン、総合優勝争いを繰り広げることになるでしょう。

トップで活躍する前から注目していた選手が、大きく成長していく姿を捉えていけるというのは、撮る側にも喜びがあるのです。

スヴィンダル、連覇もあるかも。