アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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キューシュがラップ W-CUP ウェンゲンDHトレーニングラン

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今日のウェンゲンは曇り。

空は一面真っ白でアイガー峰やシルバーホーンも頭に白い帽子をかぶったようでした。

コースは昨晩降った雪がたまり、除雪に時間がかかりました。インスペクションが10時30分から11時30分までの1時間になり、スタートの位置をSCのスタートまで下げて2回目のDHトレーニングランが行われました。

こちらは雪が降ったからといって日本みたいに、一晩中、除雪作業をするようなことはしません。

コース上部はコースにたまった雪が多く、危険だと判断されてスタート移動かもしれません。

ラップはディディエ・キューシュ。昨年は後輩のヤンカに地元DH優勝をさらわれています。今年はその雪辱に燃えているでしょう。冒頭の写真はシルバーホーンジャンプを飛ぶキューシュ。

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彼のインスペクションはいつも入念です。写真はスタートして最初の大きく右に曲がるターンでコーチとラインについて話すキューシュ。

何年も同じコースを滑っていて、それほど難しい箇所でもないと思われるところでも確認を怠らない彼ですが、4430m滑って100分の1秒差で負けることもあるという、アルペンスキーの勝負の厳しさを身をもって知っているからこその入念さなのだと私は思います。

下の写真は2つのおしり。見ればわかるか(笑)。

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このブログをご覧のみなさんも一度はやったことがあるでしょう。

「せーの」でスタートしての直滑降大会です。

2つのおしりはスヴィンダルとヤンスル。インスペクション前のフリースキーにスタートしたところです。

ノルウェーチームの2トップですが、今季は2人ともにヘッドにマテリアルチェンジしていますので、道具はいっしょ。

ということは純粋にワックス+技術の勝負。どっちが勝ったかはわかりませんでしたが、遠くから見た限り同着でした(笑)。

最後にクイズ。スヴィンダルとヤンスル。2つのおしりで見分けはつきますか?これがわかったらあなたはかなりなアルペンスキー通です!(笑)

 

今日はキャンセルにならず、無事なんとかスタートを下げてトレーニングランを行いましたが、明日の3回目のトレーニングランは今日のレース中にキャンセル決定。ついでに次のキャプテンミーティングは明日の17時からというのまでアナウンスされました。

つまり、今晩はもう何もないし明日はお休みだから、「ちょっと飲み過ぎてもいいよ!」ということでしょーーー。(笑)