1月16日、昨晩オーストリアのフラッハウで行われたW杯スラローム第7戦は1本目2位につけたミカエラ・シフリンがペトラ・ブルフォバを2本目で逆転、W杯通算94勝目を挙げました。
FISのSNSによると、W杯SLの表彰台は81回目で、ステンマルクの記録と並んだとのことです。
58番スタートの前田知沙樹は、コース終盤で転倒し、途中棄権。
少しづつ、練習でのいい滑りがレースでも表現できてきていると話していましたが、今週末の次戦ヤスナが今シーズンの最後のW杯となるので、レースで「何か」を掴んで、帰国してほしいと思います。
記念すべきW杯初出場の渡邉愛蓮(東海大学)はコース中盤で内倒し途中棄権に終わりました。私は撮れなかったのですが、マルコが撮っていてくれました。
「かなり緊張はあったんですが、ずっと憧れていた舞台に立てたのがすごく嬉しくて、『ここで滑れるんだ!』っていう興奮の方が大きかったです」とレース後のゴール横で、明るい笑顔で話してくれました。
「転倒するまでは自分でも攻めた滑りができたと思います」と収穫はあったようです。
26日からフランスで行われるジュニア世界選手権GSとSLに日本からただ一人出場しますので、それまでしっかり調整して臨んで欲しいですね。
上の写真は初のW杯がフラッハウのナイトレースとなった渡邉愛蓮のインスペクションです。
昨日は、キッツビュールで滑降トレーニングラン1回目を14人だけ撮って、車で2時間、フラッハウに向かいました。
フラッハウでも1本目だけ撮って、夜道をまた2時間半かけてキッツビュールにトンボ帰りでした。
もう若くはないので、撮影を二箇所こなしての夜道の運転はきつかったです。苦笑。
上の写真は、その14人の中で最もエキサイティングだった、ジャスティン・ムリジエです。
今日も滑降トレーニングラン2回目が行われます!