2023-24シーズンの開幕戦セルデン女子GSは1番スタートのスイス、ララ・グート・ベラミが1本目4位から逆転でW杯通算38勝目、セルデン3勝目を挙げました。
快晴のセルデン、まだ薄暗い朝8時前にゴンドラを上がりましたが、例年感じる開幕の緊張感からくる寒さも、今年は感じることができないほど暖かな空気が山頂を覆っていました。
写真は群がるフォトグラファーたちにぺろっと舌を出して応じるインスペクション前のミカエラ・シフリン。
今日の彼女は表彰台を逃し6位に終わりました。GSで表彰台を逃したのは今年1月のクラニスカ・ゴラ以来です。ちなみに連戦で行われた2戦目はしっかり優勝。
当時の女子最多勝リンゼイ・ボンの82勝に並んだ勝利でした。
2位には1本目トップタイムのイタリア、フェデリカ・ブリニョネ、3位にスロバキア、ペトラ・ブルフォバでした。
ゴールエリアも春の陽気。この写真も手袋なし、素手で撮影していました。
多くの選手が「早すぎる」開幕戦の時期について問題提起をしていますが、やっぱり観客がTシャツ姿でスキーのレースを見るのは異常なことだと改めて感じます。
明日は男子の開幕戦GSですが、今朝から口々に皆、「明日は強風だって」と心配する声、声、声。
昨年の女子の二の舞だけはご勘弁願いたいところです。
最後の写真は、急斜面に入っていくララ・グート・ベラミ。