アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ミカエラ・シフリンWーCUP通算82勝 クラニスカ・ゴラGS

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ミカエラ・シフリンが女子最多勝リンゼイ・ボンに並ぶW杯通算82勝目をあげました。

写真は勝利を決め、ゴールで雄叫びを上げるシフリン。撮影は久々に私でございます笑。

先輩リンゼイの偉大な記録に並び、いよいよ火曜日のフラッハウに83勝目をかけることになります。

狙い通りと言うべきかは、火曜日が終わってみないとわかりませんが、いつもならこの時期、アデルボーデンからウェンゲンへの転戦がお決まりコースでしたが、今回はフラッハウ行きを決めていて大正解でした。

上の写真はFISのインタビュー後、お母様と抱擁するシフリン。

昨年2月の北京オリンピックの大不振が遠い昔のようです。

表彰式の最後にアメリカ国歌が流れると、曲の後半で涙が溢れ頬を伝いました。

私は彼女の涙は常に、不慮の事故で急逝されたお父様のことを思い出してのものだと勝手に想像しています。きっと天国に向かって今日の勝利を報告しているのでしょう。

それでも最後にはカメラマンたちのリクエストでスキーを抱えてポーズ。

いつも仕草が可愛らしい、ミカエラらしい笑顔の写真となりました。

一方、クラニスカ・ゴラから西に730km離れたスイスのアデルボーデンでは男子SL第4戦が行われ、ルッカス・ブラッテンが今季3勝目、通算5勝目をあげました。

38番スタートの小山陽平は1本目40位で2本目に進めず。こちらの撮影はガブリエルさんです。

そして64番スタートの相原史郎も50位に終わりました。

こちらもガブリエルさん撮影ですが、彼から「 Shitty Snow」とグサグサな雪の写真も送られてきましたが、滑りの写真からもやわらかい雪に大苦戦の様相が伺えます。

クラニスカ・ゴラでの撮影は私にとっては2017年3月以来6年ぶりでしたが、歴史の1ページを刻む思い出となるレースとなって幸運でした。明日、フラッハウに向かいます。