アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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セルデン雑感

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25日、Zermatt/Cervinia女子滑降のスノーコントロールがFISにより行われ、男子に続き中止が決定しました。

スイスとイタリアの国境がコース途中にあり、ワールドカップで初の国境越えレース、そして高速系のオープニングレースとして初の試みで話題でしたが、温暖な気候と小雪のため、男女ともにキャンセルとなってしまいました。

大会組織委員会は「もうすでに来年の開催に向けてスタートを切った」と2023-24シーズン開催へ向けて意欲を示すコメントを発表しています。

来年は開催時期を含め、検討、準備を重ねて、ぜひ国境越えレースを実現させて欲しいですね。

 

さて、セルデンの雑感です。

冒頭の写真はコースインスペクションでのマルコ・オーダーマット。

今季からレースワンピースはスイスコムから同じスイスの通信会社のサンライズのカラーに変更となり、それに伴い、ウエアも朱赤とエンジ色に近い赤のグラデーションを施したデザインとなりました。

今回セルデンでは、日本のスキーウエアメーカーはこのスイスチームのデサントと、アンドラチームのオンヨネの2社のみとなりました。

かつては隆盛を極めた日本のスキーウエアメーカーですが、今では、、、あ、昔の話はやめましょうね。笑 歳とった証拠、、、笑

コーチのパンツは黒なんでしょうかね。赤と混在してますね。

青と白のスイスコムのデザインより、赤が基調でウエアとマッチしていて違和感ない感じです。

その青が基調でレーシングワンピースが雪上で映えるのはコルマーのフランスチーム。

写真のビクトール・ムファ・ジャンデはレース途中でキャンセルとなった今年1月のザグレブSLで右足首骨折の怪我を負い、今回が復帰戦。24番スタートから11位と見事なカムバックを果たしました。

自身のSNSの更新も盛んで、個人的にも好きな選手の一人です。

腕と腿には2月のクーシュベル/メリベル世界選手権のロゴ入り。今季はそのビックイベントでの表彰台にも期待です。

35番スタートから6位となったトミー・フォード。2本目は長らくリーダーズボードの前でしたね。

こちらのアメリカチームはスパイダーからカッパにチェンジ。

濃紺を基調としたデザインは踏襲されました。

そのカッパですが、イタリアチームとの契約問題でエンポリオ・アルマーニともめているそうですが、当のイタリアチームは「EA7」というアルマーニのブランドにチェンジです。

もめていると言えば、クリストッファーセンが履くヒルシャープロデュースの「VAN DEER」。

ロゴの中にレッドブルのマークが入っていて、ブランドの二重表記を認めないFISから注意があり、表彰台ではそのロゴが見えないようにガムテープが貼られていました。

次戦はロゴ変更となるのか、どう対応するでしょう。

写真はVAN DEERを含む4人のスタッフに囲まれて頂上に上がってきたヘンリック。

ノルウェーチームのウエアもフェニックスからヘリーハンセンに変更です。

そのノルウェーチーム期待の新鋭、アレキサンダー・スティーン・オルセンは37番スタートから19位と健闘。

今年3月のジュニア世界選手権のGS、SLのチャンピオンは、最終戦クーシュベル/メリベルでGS10位、SL16位の成績で頭角を現わしました。

今回出場選手中、最年少の21歳は同じノルウェーの若手、22歳のルッカス・ブラッテン、アトレ・リー・マグラスと共に今季注目です。

セルデン雑感はこの辺で。

私は明日、カメラザックを持たずに「贅沢」スキーしてこようかと思います。

ではまた。