晴天続くメリベル、女子DH2番スタートのスイス、ジャスミン・フルーリーが自身初の世界選手権金メダルを獲得しました。
W杯も2017年のサンモリッツSGの1勝のみで、「伏兵」の勝利と言っていいでしょう。
写真はスタート後、最初のジャンプをモンブランに向かって?(いや、その表現には無理があるか笑)飛行するジャスミン・フルーリー。
この写真はこの位置に自分もいたわけではなく、リモートカメラと言って、離れたところでボタンを押すとシャッターが切れるように設置したものです。
デジタルカメラならではの撮り方で、フィルム時代には考えられない撮り方ですが、今ではプロのスポーツカメラマンの世界では「一般的」になりました。
人がいることができない場所からのアングルは写真にバリエーションを与えてくれるので、私は積極的に使ってます。
ただ、レースが始まると、ドローンが飛んだり、各国のコーチのトランシーバーが飛んだり、テレビやらタイム計測やら何かと電波が飛び交うせいか、動作が安定しないのが玉に瑕。
そこで、リモートの電波が飛ばない時の「保険」として撮ったのが上のスタートと下の写真です。
冒頭の写真が撮れなかった時は、この2枚で「ごまかす」のです。笑
今回は比較的、設置したリモートカメラと近いところにいられたので、前走含めて全選手撮影できました。実はこんなこと、初めてです。笑
各国のカメラマンも「動いたり、動かなかったり、まちまちだよね」と、皆、「保険」をかけて撮影しています。
銀メダルは初の世界選手権出場で初のメダル獲得のニナ・オルトリーブ。往年の名ダウンヒラーのパトリック・オルトリーブの娘さんです。
銅メダルはコリーヌ・スッター。世界選手権は5つ目のメダル獲得です。
明日はクーシュベルに場所を移して、高速系種目のクライマックス、男子滑降です!
最後の写真はスイスチーム集合。左のチームウエアを着ていらっしゃらないお二人がジャスミンのお父様とお母様です。最高の親孝行ですね。
追記:すいません、スイスのカメラマンに確認したところ、お父様は実父だそうですが、お隣の女性はお父様の「パートナー」で実母ではありませんでした。そしてスイスでは普通よとカメラマンのスベンさんはおっしゃってました。