開幕からずっと晴天続きのクーシュベル・メリベル世界選手権。
今日はレースはなく、男女ともに滑降トレーニングランが行われました。
男子はトップ選手が軒並みお休み。
キルデ、オーダーマット、キルリヒマイヤーら、12人がDNSでした。
トップタイムはイタリアのベテラン、クリストフ・インナーホッファー。
(写真、インナーホッファーの頭の上にある山がモンブランです)
1分48秒45は、一昨日に行われた第1回目のトレーニングランとほぼ同じタイムで、この時もクリストフはキルデに次ぐ2位でした。
ほぼ4年間、W杯表彰台から遠ざかっている彼ですが、日曜日の滑降では、2011年ガルミッシュ世界選手権以来のメダル獲得もあるかもしれません。
こんなに晴天が続く世界選手権は私にとっては初めての経験で、毎日いい光を求めて撮影ポジションを探すのが楽しい日々です。
しかし、レースに怪我はつきもので、男女ともに輝く新星が怪我を負い、世界選手権の地を去る形となってしまいました。残念です。
女子はララ・クルットーリ、滑降トレーニングラン初日のウオーミングアップで右膝の靭帯断裂。
男子はアトレ・リー・マグラス、昨日のSGで左膝の筋挫傷。
2人ともまだ若いので、回復は早いでしょうが、じっくり治療とリハビリを行い、しばらく辛抱してまた元気な滑りを見せて欲しいと思います。
ララに関しては去年10月の記事を参照ください。
クーシュベルの空の青はメリベルより少し薄めですが、それでも見事なブルーです。
明日はメリベルで女子滑降です!