北京五輪、男子SGはマティアス・マイヤーがソチ滑降金、平昌SG金に続き、北京SGで金メダルに輝きました。
今日も快晴の延慶(ヤンチン)、見事なブルーの青空をバックに飛んでくる選手を捉えることができました。
気温も若干高めで過ごしやすい一日でした。
撮っていたところにはロシア人のコーススタッフがいて、レースの合間に話が聞けました。
唯一、英語を流暢に話すフレンドリーなコース係のロシア人は、昨年9月からヤンキンに滞在し、コースの設営を行い、パラリンピックが終わってようやくお国に帰れるとのこと。
他にも150人近いロシア人がアルペンコースの設営に携わっていて、そのうち70人が9月から来ているとのこと。もちろん中国入国時の3週間の隔離を経ています。
仕事とはいえ、頭が下がります。
その甲斐あってか、コースは人工雪でしっかり固められ、ほぼ「掘れる」ということがありません。
尾根伝いの急斜面主体のコースに加え、夏道コースも長距離がとれ、もし中国が本気でアルペンスキーを強化する気があるのなら、格好のスキー場のように思います。
来シーズンからはFISレースや、あわよくばFECも開催されると今後のアジアのアルペンスキーの活性化につながるのではないかと勝手に想像しています。
オリンピックの遺産となる延慶・国家高山滑雪中心(ナショナルアルペンスキーセンター)、上手に活かして欲しいです。
昨日の滑降はベアト・フォイツが金メダル。
女子GSは今季、「開眼した」と言っていいスウェーデンのサラ・ヘクターが金。ミカエラ・シフリンはコース前半の急斜面でコースアウトしました。
インスペクション時に腰は大丈夫?と聞いたら「はい!」と元気な返事をくれた安藤麻は24位、2本目のゴールでこちらの呼びかけに満面の笑顔を向けてくれた向川桜子は31位でした。
明日9日は女子SL。
安藤麻が37番、向川桜子が47番スタートです!