今季好調のクリスチャン・デビレがW-CUP初優勝を遂げました。
これで今季初戦のビーバークリークのポディウム3人が今季そろって優勝をとげ、SLの種目別争いもこの3人での争いの様相を呈してきました。
彼の笑顔はほんとに素敵です。31歳にしてワールドカップ初優勝。ほんとうにおめでとうございます。(下の写真はジオ撮影です)
昨日のDHとのコンビネーションはイビッツァが勝利。ウェンゲンからのコンビ連勝です。
今日のキッツビュールも異常に高温。雨とは言いませんが、それに近い小粒の雪も降り、コースも雪面硬化剤をまいてのレースとなりました。
昨日といい、今日といい、ちょっと無理やりにでもレースを開催した感は正直否めません。それでも両日とも実力者が勝ち、どんな状況にも対応できる技術が必要だということを証明してみせました。
右膝のケガをおして出場した湯浅直樹は20位で2本目に進み、2本目も完走してそのまま20位を確保。11ポイントを獲得しました。
右膝はまだまだ痛いようですが(全治4週間なのですからあたり前ですね、すいません)、逆境に強いところを見せてくれました。(湯浅の写真もジオ撮影です)
今日のポイントでSLスタンディングを少し上げ32位。
25位までに与えられる最終戦出場の権利を今季、湯浅が獲得したら、ケガをおして強行出場した今日の11ポイントが「ものをいう」かもしれません。
私は「あのときに無理しておいてよかった」となるような気がしてなりません。3月のクラニスカ・ゴラSLが終わった時点で、そうなっていればいいですね。
一方、明は1本目でコースアウト。私はスタートを撮っていたので状況は全くわかりませんでした。
写真はスタートバーの前で自らに気合いを入れる明。
明のスタートと同時にサービスマンの伊東さんの声がかかります。日本でテレビをごらんの皆様のお耳にも届いていると思います。
いいときも悪いときも、伊東さんはいつもスタートする明に声をかけてきました。
今季は明にとっておそらくあと3戦でしょう。明も必死にがんばっていると思います。
なんとか2本目に残るように、日本からも応援よろしくお願いいたします。
火曜日は5万人を集めるナイトレース、シュラトミング。湯浅と明、ともに得意なコースなので期待したいですね。