アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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マルセル・ヒルシャーV 湯浅ほろ苦第一シードデビュー W-CUPアデルボーデン

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マルセル・ヒルシャーが今季SL2勝目、ワールドカップ通算22勝目をあげました。

快晴のアデルボーデン、朝はしまったバーンでしたが、陽が射してレースが始まるとすぐに雪面が割れて荒れたコースとなりました。

1本目はマティアス・ハルギンがラップを奪いましたが、2本目で0.47秒差の3位につけていたヒルシャーが逆転。 

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昨日、コース上に出てきた人とあわや衝突する寸前だったヘンリック・クリストファーセンが今季2度目の3位。そのあいだ、2位に一昨年のSL種目別チャンピオン、アンドレ・ミューラーが入りました。

(表彰の写真はジオ撮影です)

自身初の第一シード入りを果たし、11番でスタートした湯浅直樹でしたが、スタートして数旗門して登り、コース中盤過ぎにも内倒して登り、ゴール時点でトップと8.22秒つき、結局完走者中最下位で、ほろ苦い第一シードデビューとなってしまいました。 

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今朝、偶然いっしょにリフトに乗ったときも、インスペクションの表情もいつも通りだったのですが、スタートバーの前で、あるいは滑り始めた瞬間に余計な力が入ってしまったのかと思います。(撮影はジオです)

もちろん、アルペンスキーなので、必要なところには力を入れて滑らなければならないのですが、力を入れすぎてはいけないところに余計なパワーが注入されてしまったのかもしれません。

来週日曜のウェンゲンは第一シード落ちで17番スタートでしょう。アデルボーデンでは「最下位」まで落ちたのですから、一番下から這い上がって成績を残し、再びキッツビュールのドローに登場してほしいと思います。

追記:しん元ミュンヘンさんからご指摘いただきました。テッドに加えパンテュローも総合500点オーバー選手ですので、湯浅は18番スタートになりそうです。

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38番スタートの明はコース前半でコースアウト。私のところからは見えなかったのですが、派手に転倒したようです。(写真はインスペクションでの明)

74番スタートの石井智也も前半でコースアウト。ゼッケンの大きな選手にはかわいそうなコンディションでした。

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今日のアデルボーデンSLを消化して日本男子のアルペンスキー、オリンピック出場選考対象レースは事実上残り1となりました。

今日欠場した皆川賢太郎は来週ウェンゲンで8位以上の成績、石井智也も同様の成績をおさめなければオリンピックには出場できません。

現実的に考えて、ソチオリンピック出場は湯浅直樹佐々木明の2人となりそうです。

それでは、私はこれから1時間ほどのドライブでウェンゲンの下町、ラウターブルネンの定宿まで移動します。

火曜からのラウバーホーンレーネンのトレーニングランを撮影予定です!