アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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エイドリアン・テオーがラップ 2011ガルミッシュ世界選手権

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昨日、キャンセル濃厚と書いた天気はなんとかもちました。

しかし、気温が高かったため、12時30分開始の男子DHトレーニングランは雪が緩んで軟らかく、キャンセルの可能性も大いにありましたが、無事消化できました。

今日のラップはインナーホッファーではなく、今季キッツビュールDHで3位となったエイドリアン・テオー。2位にはキューシュ、3位にスヴィンダルが入りました。

撮影ポイントはなかなか格好良くみなさん飛んで来ていただき、撮っていて楽しいポイントでした。(笑)

しかし、30番をすぎて後半の選手になるに従い、ちょっと飛び出し方向を間違って、というか前のターンであふれて、飛んでくる選手が増えました。

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写真のスペイン選手は身体がひけてこのまま転倒。ネットに激突して私のそばまで滑落してきましたが、すぐに起き上がって「I'm OK!」と意思表示。ビンディングは壊れましたが、元気に立ち上がって滑っていきました。よかった、よかった。

こんなふうにこっちに向かってくるときは、一目散に逃げるのではなく、慌てずに転倒方向をよく見て自分の逃げ方を決めた方が得策です(笑)。今回はこちらにくる前にネットにぶつかってほぼスピードが止まったので一歩も動かずにすみました。

写真を撮り終わったからといって、気をぬいてはいけないんですよ。DHは。

一方、女子SCは、アンナ・フェンニンガーが世界選手権初のメダル、金を獲得しました。ワールドカップでも未勝利で、初優勝が世界選手権となりました。

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勝利が決まった瞬間、SLで2回転前転をしてコースアウトしたララ・グッドがゴールで熱い抱擁をしていたので、大の仲良しなのかもしれませんね。

お顔はこのあと追記でお届けできると思います。

これで女子はSG、SCとオーストリアが連勝。男子もライヘルトが銀なので、心配された低空飛行どころか、王国復権といったところです。

今日は出場が心配された地元マリア・リシュとリンゼイ・ボンも「無事」出場しましたが、リンゼイはSL棄権。

DHでトップと1.60秒差だったので十分SLで逆転できるタイム差でしたが、ヒンターライトでのGS練習中に転倒して頭を打ったものが、完治していないのでしょう。

旦那さんの昨日のコメントによると、日常生活では頭痛は出ないものの、レースになると頭が痛くなるそうで、「メンタルの問題」とのこと。

それで昨日はスタート時にリンゼイの後ろで笑わせてリラックスさせてのスタートだったのだと納得しました。この分だと明日の女子DHトレーニングランも欠場するかもしれませんね。

マリア・リシュはSGで銅を獲得した夜に高熱が出たそうで、女子は主役と目された2人がともに体調不良でちょっと盛り上がりに欠けてる感が否めません。

でも、ジュニア世界選手権DH優勝をひっさげて昨日ラップをとったセイエルスト・ルットや、今日の金のアンナ・フェンニンガー、そしてララ・グッドなど若手でお美しい選手が目立ってきましたので、ニューヒロイン誕生があるかもしれません。

そんな楽しみもいいですよね。

さあ、明日はいよいよアルペンスキーの華、男子DHです!

追記:アンナ・フェンニンガー、なかなかの美人さんです! 

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撮影はマルコ・トラバッティさん。

明日の女子DHトレーニングは高温で雪が軟らかいため中止となりました。明日は男子DHのみです。