アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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マティアス・マイヤーとララ・グット勝利 W-CUP最終戦レンツァハイデ

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昨年とうって変わって今年は快晴のレンツァハイデ、ダウンヒルの男女最終戦が行われました。

勝者はソチ五輪金メダリストのマティアス・マイヤーとその五輪では金メダルをとれなかった地元スイスのララ・グット。 

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逆転でダウンヒル種目別Vを狙ったフェニンガーは6位に終わり、80ポイント差あったマリア・ヘフル・リシュには及びませんでした。

滑りを撮り終わって急いでゴールエリアまで降りてきて、かろうじて表彰式の撮影に間に合いました。

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しかし、そのマリア・リシュ、表彰式にいないなーと思ったら、ヘリコプターに吊られてました。コース後半でクラッシュしたそうです。

昨年の女子ダウンヒル種目別表彰式もシュラトミング世界選手権で大けがを負ったリンゼイ・ボンがおらず、「歯抜け」のようでしたが、今年も主役不在で、しらけた表彰式となってしまいました。

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マリア・リシュのケガの状況は不明ですが、ヘリコプターに吊られるくらいですので、自力では動けないほどでしょう。マリアは無得点に終わり、女子総合争いはアンナ・フェニンガーがトップに立ちました。

ララ・グットとティナ・マゼがアンナを追っていますが、総合女王の争いは最終日の女子GSまで激しい戦いが展開されそうな気配です。

すでに種目別優勝を決めていたスビンダルは5位に終わり、得意のDHで45ポイントの獲得に留りました。

総合で争うヒルシャーには41ポイント差をつけましたが、明日のSGではぜひとも勝利して、もっと離しておきたいところでしょう。 

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そのスビンダル、最終戦恒例のクリスタルトロフィー撮影。彼のスポンサーでもあるロンジンの時計を右手にしっかりはめて見せてのお決まりショットでございます。笑(マルコ・トラバッティさん撮影です)

そして、その総合争いに新たに加わったのが、なんと、今日2位のテッド・リゲティ

リゲティはDHに出て何をしたいんだろー」なんて呑気に考えていた私ですが、

「そうか、彼はまだ総合をあきらめていなかったんだ」と気がつきました。浅はかでした苦笑。

スビンダルとリゲティは267ポイント差。

あいだにヒルシャーもいるので、リゲティが大逆転総合Vを奪うのはかなり難しいのではないかと思いますが、明日のレース次第ではそれもありえるかもしれません。

明日のSGも快晴の予報。楽しみですね。 

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最後の写真は勝利して喜ぶララ・グット。明日は彼女の初のSGタイトル獲得なるか?も焦点です。

(マルコ撮影です)