アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

スポンサーリンク

エリック・ゲイがカンダハーを制す 2011ガルミッシュ世界選手権男子DH

スポンサーリンク

f:id:shinfotograf:20181203175025j:plain

カンダハーの勝者はエリック・ゲイでした。

彼は昨年の最終戦、このコースのSGで勝ってそのままSG種目別チャンピオンとなりました。ゲンのいいコースですね。

世界選手権は初メダルで金。あと一歩及ばなかった地元バンクーバーオリンピックの借りを返しました。

f:id:shinfotograf:20181203175059j:plain

彼はきれいな歯並びの爽やか笑顔。インタビューではフランス語を話します。パラディス離脱でカナダ高速系、孤軍奮闘といった感ですが、実力者がしっかりと結果を出しました。おめでとうございます。

今朝も今週の習慣となった7時15分のホテル出発でレンタカーに乗り込むと、気温計はプラスの4度。この時期としては異常です。

8時前には携帯メールに「気温が高く、コース保護のため、フォトグラファーはコース内に入れません」というお知らせが。

ネット際ならいいでしょうと判断し、今日の撮影ポジションはあらかじめ決めていたこともあり、スキーは持たずに春のハイキングよろしく150mほど登山して、撮影ポジションまで無事到着。それが冒頭の写真です。

このコース中、最も急な斜面に飛び込んでいくジャンプ。昨年は左下から撮りましたが、今回は右下からでもオッケーが出たので、ほぼ正面にまわることができました。

これで青空だったらなーというのが本音ですが、ここカンダハーは日陰のコースなので、空が白くなるのは覚悟のうえでした。もうちょっと豪快に飛んでくるかなと思ったのですが、昨日のポジションのほうが格好良かったです(笑)。 

f:id:shinfotograf:20181203175208j:plain

表彰式では素直に喜びを表現したエリック。銀キューシュが拍手で祝福していました。銅はインナーホッファー。やっぱり高速系表彰式の常連になりそうですね。

ゴールで撮影されていた大先輩、スキーグラフィックの村山さんによると、止まれずにマットに激突する選手が続出。スヴィンダルがケガしたようです。

f:id:shinfotograf:20181203175301j:plain

また続報がありましたらお知らせします。

今日の女子DHトレーニングランは昨日の夕方にキャンセル決定。明日のスーパーコンビ用の男子DHトレーニングランも今日のレース前に中止となりました。

明日の女子DHも無事開催されることを祈りますが、いかんせん気温が高く、雪はぐしゃぐしゃ。

今日は雪面硬化剤をまいてのレースでしたので明日も心配です。

最後にリクエストのあった、ティナ・マゼ。昨日のSC、SLのゴールでのカメラに向かってのウインクです。どうですか?ご満足いただけました?(笑)(マルコ・トラバッティさん撮影です)

f:id:shinfotograf:20181203175347j:plain

追記:ついでに、今ちょうど携帯メールがきました。「明日のインスペクションはコース内立ち入り禁止。」だそうで、撮影ポジションにつくためにはおそらく監視付きで移動でしょう。それだけコース保護に万全を期したいということだと思いますし、雪の状態が悪いということでしょう。

あらら、きれいなお顔のアップ、撮れないじゃない!(笑)

さらに追記:そのきれいなお顔、女子SC金メダルのアンナ・フェニンガーです。

f:id:shinfotograf:20181203175428j:plain