アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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マティアス・マイヤーがラップ 須貝龍は+6.47秒80位 W-CUPバルガルディナ

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長い、長い、一日でした。

トレーニングランが終わったのは午後4時。もうすぐ夕闇が迫ろうかという時間でした。

午前中、インスペクションの時間は太陽も顔を出して今日は問題なく本来のスタート位置からトレーニングラン2回目が行われるかと思いきや、12時過ぎてから怪しい雲と霧がモクモクと麓の村の方から這い上がってきて、コースを覆ってしまいました。

時折、霧がはれるのをぬって、選手をスタートさせますが、再び這い上がってくる気まぐれな濃霧に幾度もレースを中断せざるをえず、12時15分過ぎに始まったトレーニングランは結局、93人の選手が滑り終わるのに約4時間を要しました。

「はー、疲れた」という気分は私だけでなく、長らくスタートを待たされた選手たちも同じでしょう。

ラップタイムはマティアス・マイヤーで1分58秒64。(冒頭の写真) 最下位はケティル・ヤンスルで30分25秒31。

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というのも、ヤンスルがスタートしてから急に霧が濃くなり、コース前半でイエローフラッグが振られストップ。

そこから霧がはれるまで待ち、その位置から再スタートを切ったため、この30分というタイムになりました。

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写真はコース途中から再スタートを切るヤンスル。もちろん、待たされた間は係員がウエアを貸していました。

須貝龍は89番スタート。写真のデータには撮った時間が記録されているのですが、その時間は15時42分。長い長い、緊張の時間を強いられたことでしょう。(下の写真)

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実は昨日はキャメルジャンプの後で入りきれなかったポールがあり、そのまま通過したのですが、今日はしっかりと完走。

閑散とした薄暗いゴールで立ち話をしましたが、特に危ないところはなく滑りきれたそうです。

リザルトを見ると龍のすぐ上にはスビンダルの名前がありますが、おそらく彼も前が見えずに減速して滑ったものと思われます。

今日の上位は若いビブ番号と大きなビブ番号が混在し、霧による影響をよく表したリザルトとなりました。

さて、明日はスーパーG。ちょっと降雪予報の雪がどの程度なのか心配です。須貝龍は63番スタートです!