朝から快晴の志賀高原ジャイアントスキー場、硬くしまったコースで全日本選手権にふさわしいレースが行われました。
8時45分スタートの男子SL1本目は3番スタートの大越龍之介がコース後半でコースアウト。
大越は写真のところはこんなでしたが、切れのある滑りをしていました。
日大のコーチであり、技術選にも出場している生田康宏がラップを奪い、石井智也が0.63秒差の2位。
2本目は智也が逆転するかと思われましたが、生田が2本目もラップを奪い前述の2005年の優勝以来、SL2度目の全日本タイトルを獲得しました。
元ナショナルチーム選手でトリノオリンピックにも出場した生田康宏。日大のコーチとしての役割が大きい彼ですが、選手を引退したわけではないそうで、しっかりとその「実力」をみせてくれました。
ジャイアントの急斜面に加え、硬くしまったハードバーンという条件がヨーロッパのコースで戦ってきた生田に有利に働いたのだとしたら、多くの若手選手が練習方法を考え直さなければならないでしょう。
今回の彼の優勝は若手選手のいい刺激になってよかったと思います。
女子は水口かおり(早稲田大学)選手が優勝。こちらも2本ともラップの完勝でした。
そして今日は引退ランが行われました。
ながいあいだ選手としてがんばってきた、関理奈選手。
花束に胴上げで引退レースを飾りました。
関理奈選手はFISレースの優勝は3回。いずれも海外でのものでした。おつかれさまでした。
私は日焼け止めを忘れ、顔だけ異様に真っ黒!あーあ。(笑)