先週は帰国日の翌日に志賀高原に行き全日本選手権を撮り、そのまま八方尾根に移動、以前からお世話になっている宿の息子さんの小学校卒業式を撮らせていただきました。
一生に一度しかない小学校の卒業式。
この時期、日本全国数えきれないほどの卒業式がありますが、その日その時を逃すと決して二度と撮ることはできません。
いつもワールドカップを撮っていても思うことですが、今季は特にその思いを強くしました。かけがえのない、二度と戻ることのない今そのとき。今後も継続して「貴重な一瞬」を写真に収めていこうと思います。
さて、14日ですべてのレースを終えた今季のワールドカップ、最終戦の雑感をいきましょう。
今季はDH種目別4位、SG9位とともに自己最高位だったマニュエル・オズボーン・パラディス。地元オリンピックではふるいませんでしたが、レイクルイーズSGとヴァルガルディナDHで勝ち、堂々とトップ選手の仲間入りを果たしました。
チーム戦はブーツのアッパー部分が白色で登場。ブーツテストしてみたのかな?
最終戦前までトップに立ちながら総合優勝のタイトルを逃したベンヤミン・ライヒ。
彼はDHトレーニングランに出たものの、出場を回避。GSのトレーニングをしてヤンカとキューシュに対抗することにしたのですが、そのGSで8位に終わりポイントを稼ぐことができず、4年連続の総合2位に終わりました。
日本式に言うなら賢太郎と同学年、32歳のベニー。まだまだ衰えるような歳ではありませんが、今季はヴァルディゼールSCの1勝のみ。
来季もアルペンスキー王国のエースとして、ワールドカップの中心にいてほしいところです。
12日のブログでは、ビールグラスをかざす引退したマルコの写真を紹介しましたが、実は最初に持っていたのはこちらの「特大ビールグラス」。
オクトーバーフェスタなどではおなじみの大きさなのでしょうが、私には「イベント用」グラスにしか見えませんでした(笑)。
スタート前にも飲んで、そのグラスで飲んで、「通常グラス」で飲んで、マルコはワールドカップを去っていきました。と、さ。(笑)
マルコは引退の前日も多くの友人たちと写真におさまっていました。
女子で引退レースだったのはカナダのエミリー・ブライドン。ワンピの上から極小ビキニパンツを履かされてました。(笑)あ、、一応、レース後にですよ(笑)。
そしてリクエストの多かった、「美人レーサーを探せ!」。(いや、リクエストはほんの一部だけ?笑)
今回、私の独断と偏見ではオーストリアのステファニー・コーエルは美人だと思いました。彼女のHPは、
ですので興味のある方はどうぞ。
そしてチーム戦前夜のアウディパーティーで「見違えて」しまったのは、デニス・カーボン。(ワールドカップ6勝、2008GSチャンピオン)
やっぱり女性はちょっとおしゃれしただけでも随分と印象が変わりますね。彼女はちっちゃくて可愛らしかったです。
さて、18日のブログに書いた若手3人の「選手権まわり」ですが、大越、智也、松本勳人はSL3戦に出場するために21日にチューリッヒに向けて出発しました。
しかし、当初27日に行われる予定だったマリボール(SLO)のSLが21日に前倒しで開催されてしまい、25,26両日に行われる予定だったザグレブ(CRO)のSLもキャンセル。ともに雪の状況が悪いためか、高温なのではないかと推測しますが、3人の出場予定のレースがすべて「消失」してしまいました。
3人は10日間ほどで帰国予定ですので、現時点で出場できそうなレースを探すとチェコとイタリアでの選手権SLになりそうですが、好ポイント獲得が目的なので現場での的確な判断が必要となりそうです。キャンセルにともない、有力選手もごっそりと同じような動きをしてくれるといいのですが。
写真は今季のファーイーストカップのGS種目別チャンピオンのタイトルを獲得し、来季のワールドカップ出場権とヨーロッパカップ30番台でのスタート権を確保した松本勳人(白馬村スキークラブ)。
一方、八方尾根で行われた全日本SGはベテラン、田島あずみ選手と安田かずみ選手が優勝。今日のファーイーストカップSCは清澤恵美子選手が優勝。(男子はSLができずにレース成立せず、のようです)。
そして阿寒湖温泉SLには湯浅直樹が出場。昨日23日は1本目途中棄権でしたが今日24日は2位に4秒71の大差をつけ勝利しました。なお、このレースで湯浅の仲のいい友人である小松優馬選手が引退し、彼自身、23日SLで最後の優勝を飾りました。おめでとう、そして、おつかれさまでした。
写真は全日本SLでは4位だった小松優馬選手。