アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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キューシュ連勝でハーネンカム制覇 キッツビュールDH

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昨日のSGに続き、キューシュがハーネンカムを「完全」制覇しました。

ダウンヒルが行われる日は毎年、曇りが多かったのですが今日は朝から雲ひとつない晴天。絶好のレース日和でした。

キューシュがラップを奪うまでリーダーボードの前を守り続けた2位のアンドレイ・スポルンは、今まで5位が最高で6位が2回、8位が1回。コンビが得意な選手で失礼ながらわかりやすく言えば、スペシャルなダウンヒルでは地味な存在でした。

表彰式ではほんとにうれしそうで、今にも泣き出しそうでした。おめでとう!

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今日はレッドブルのゲートがあるところ、ハウスベルグカンテに飛び込んでいくジャンプの横で撮っていました。

46番スタートから10位に見事食い込んだおなじみザルンチッチを撮り終えると、急いでゴールに向かいました。

ダウンヒルなので当然、コースサイドは降りれません。コースの外から降りることになります。

ほかのワールドカップ会場であれば余裕で表彰式には間に合うのですが、ここはゴールエリア周辺は人、人、人。(2番目の写真、ゴールエリア周囲の黒いものはぜーーーんぶ人です)

ゴール近くぎりぎりまでスキーで進み、あとは同じ方向に向かう体の大きな人に「露払い」してもらいながら、ゴールエリアスタンド裏のプレス入り口に向かいます。

当然そこも人だかり。こちらの人は、強引に「エクスキューズミー」と入っていかないと道をあけてくれません。

もうそこまでで汗だくになりながら、なんとか今日は表彰式に間に合って冒頭の写真となりました。ふーーーっ、体力つかいます(笑)。

そしてこの状況は帰りもいっしょ。表彰を終えてプレスセンターに向かうときもスタンド外には多くの人だかり。出てくる選手のサインを求めて群がっているので、それを強引にでもかきわけないと前に進めません。

プレスセンターにたどり着くまでも一苦労。ここでも汗だくになっていい運動です。(笑)

その汗だくになってたどり着いた表彰式、キューシュは名前を呼ばれるとなれたものでスキーを頭上にかかげていつものファンサービス。

の、はずでしたが、足下がちょっとつま先さがりになっていたところでつるっと足を滑らせてこけました。(笑)。

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笑顔でこけて、観客も笑わせてくれました。

さて、明日はスラローム

明を筆頭にオリンピック行きを決めた賢太郎、そして今日のバンスコ2戦目も勝利した湯浅の滑りに大注目です!

ちなみに湯浅はこれから空路でミュンヘンへ飛び、そこから車でキッツビュール入り。夜遅く着いて明日は早朝からワールドカップ

本人としたら当たり前なのかもしれませんが、ほんとに、ほんとに、すごいです。