ボディがラップを奪いました。
トレーニングランではありますが、今日はなかば本気。それはタイムを見ればわかります。1分55秒95は昨日ラップのヴァルヒホッファーのタイムを4秒近く上回っています。
毎年書きますが、このキッツビュール伝統のハーネンカムレース、私はワールドカップコース中「最恐」だと思います。
その恐ろしいコースで今年も大クラッシュがおきてしまいました。場所は昨年のスコット・マッカートニーと全く同じ。ゴール前の最後のジャンプで5番スタートのダニエル・アルブレヒトが空中で体が後ろに引け、後頭部から転倒。即、ヘリコプターで病院に送られました。
かなりハードなコースを滑ってきての最後のジャンプは、一瞬気が抜けるのかもしれません。一瞬の判断ミスが大きな事故につながってしまいます。
私はいつもこのコースのスタート台に立つ選手を尊敬します。このコースを完走しただけでも素晴らしい勇気だと思います。
明日はスーパーG。事故がないように祈ります。
日本チームはヨーロッパカップの翌日、同じ場所で行われたFISレースに出場。湯浅が2位。明、賢太郎、大越はそれぞれコースアウトだったようです。毎年恒例のキッツビュールの隣、ウエステンドルフで行われる「W-CUP並みにレベルの高い FISレース」には出場しないようです。