アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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蒼きころ その二

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ここ数日、東北に出張しています。

細かい雨が降り続いたせいもあり、気温も下がりだいぶ過ごしやすい毎日を過ごしています。

毎年のことですが、8月は高校、中学、小学生の各スポーツ大会が目白押し。

今回も、ソフトボール、陸上の「全中」で東北に一週間滞在です。

どの競技でもそうですが、子供たちは負けたら涙、です。

私も中学生のときは野球をやっていたので思い出します。

3年の最後の大会で負けたときは、やっぱり泣きました。

負けた悔しさというよりも、

「もう、これで中学での野球は終わりだ」という

「喪失感」のほうが大きかったように思います。

時は流れ、もういいおっさんになってしまった私は、

「負けて素直に泣けるということは、それだけ一生懸命取り組んだ証だよ」

「一生懸命になれるものがあるのは幸せなことだよ」

と、こころのなかで思いながら、そして、あのときの自分を思い出しながら、彼らの泣き顔を撮っています。

夏は毎年、純粋?だったころを思い出させてくれる、すこしセンチメンタルなシーズンでもあります。

そして、このような夏が終わると

「そろそろ準備にとりかかろうか」という気になってきます。

何って、そうです。もちろんワールドカップの撮影準備です。

10月末には開幕し、11月2週目にはスラロームの初戦が予定されています。

さあ、今シーズンはいったいどういう展開になるのか、楽しみでもあり、

自分の作品をどう撮るか?悩みの時期でもあります。

気がつけば今月もあと10日あまり。

来月も暑い日はあるのでしょうが、短い夏はそろそろ終わりを告げているのでしょう。

今冬は雪が降りますように。

下の写真は真夏のビーチ、ではありません。去年の「開幕戦」となったフィンランド・レビでの水着パフォーマンスお姉ちゃんです。五右衛門風呂みたいなのと、雪上を行ったりきたりしながら笑顔でサービス?してくれてました。

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