アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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桜の季節 移籍、引退、ケガ情報

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昨夜の暴風から一夜明け、東京は好天に恵まれました。

我が家の前の桜並木も風雨に耐え、今日の好天でつぼみがいくつも開きました。

私は北海道から帰京後、ラグビー水球、女子野球、陸上といろんなスポーツを撮って、おかげさまでバリバリ仕事しております!笑

そんな合間にも、ワールドカップシーンでは様々なニュースがありました。

桜の季節はアルペンスキー界にとってはシーズンオフの訪れでもあります。

ストーブリーグならぬ、クーラーリーグ?いや、クーラーなんてアルプス周辺にはないからなー、笑。

メジャーリーグベースボール用語に例えるのは無理がありますね。

でも日本ではよく政治の世界で野球用語が使われますね。全員野球とか、全力投球とか、逆転満塁ホームランとか、たいていは虚しく響くだけなので野球ファンとしては迷惑なだけなのですが。苦笑

話がそれましたが、そのシーズンオフの話題を。

まずは、ベアト・フォイツがサロモンからヘッドへ移籍と共に膝の手術。

ジュリア・マンクーゾもフォルクルからヘッドへ。

2008-09SLチャンピオンのジャン・バティス・グランジェとカナダのブラッド・スペンスが膝のケガ。

ラインフリード・ヘルブストが肩の手術。

終戦のチーム戦でケガを負ったアメリカのレジー・スティーグラとオーストリアのミヒャエル・キルヒガッサーが膝の手術。 

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写真はシュラトミング最終戦のチーム戦で転倒し左膝をケガしたレジー・スティーグラ。転倒自体は激しいものではなかったのですが、膝をひねったらしく、自力で立ち上がることはできませんでした。

アメリカのジミー・コクランが引退。(冒頭の写真は最後のワールドカップとなったクラニスカ・ゴラSLでのジミー・コクラン。25位でした)

そしてなんと、DH種目別チャンピオンになったばかりのクラウス・クローウェルがモトクロスの事故により右足負傷で即日手術を受けました。手術は難しいものではなかったとのことですが、滑りに影響を及ぼさない程度であることを祈ります。(共同通信伝によると右足骨折とのことです。心配です)

以上、主立ったところを羅列しました。

 

そして日本では、月曜から開催されている野沢温泉cupですが、初日GSは開催されたものの、火曜のGSと今日のSLはキャンセル。明のツイッターによると今日は強風のようです。

また、最新のFISポイントも発表になっています。

明は全日本選手権SL優勝の8.00が効いて、8.67(62位)で、湯浅の5.10(20位)に次いで日本人SLランキング2位となりました。

以下、大越龍之介8.82(65位)、皆川賢太郎11.22(93位)、武田竜16.65(170位)、石井智也16.66(171位)と続きます。

今季最初のポイントリストと比べ、武田竜を除く全員がポイントアップしたものの、成田や新は「割って入る」ことができず、上位の顔ぶれに変化はありません。

今季のワールドカップスターティングリストで、明と賢太郎は60位以内から漏れてしまったため、来季2012-13シーズンのワールドカップSL出場権は湯浅の1枠プラス、国枠の1のみとなっています。

今回のポイント更新で、来季のSL開幕戦は湯浅直樹の他には佐々木明が出場するのが順当だと私は考えますが、来季は早い段階、できれば年内にワールドカップポイントを獲得して、自力で60位以内に入ってワールドカップ出場権を確保して欲しいと思います。

また、湯浅、明に続く大越、賢太郎、武田竜、智也の全日本チーム指定やランク指定はどうなるのか?来季の成田、新のシニアチーム帯同はあるのか?など、来季の全日本チームの陣容が少し心配ではあります。

現状の予定では例年とおり11月レビでSL開幕。12月はバルディゼールとマドンナ・ディ・カンピリオでの2戦となっています。

湯浅直樹のスタートダッシュに今年こそ?期待するとともに、明の「復活」と大越の成長を年内のワールドカップで感じとることができるといいなと思います。