アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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最後の最後まで

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勝負は最後の最後までわからない。

まさにそれが現実となったような今日のレースでした。

1番でスタートしたGS種目別トップのベンヤミン・ライヒがまさかのコースアウト。

それは、誰も考えもしなかったジャイアントスラロームでのコースアウトでした。

その時点で、激しい総合優勝争いの相手、アクセル・ルンド・スヴィンダルは少し気が楽になったことでしょう。会心の滑りをみせ、優勝。GS種目別チャンピオンも手にしました。

昨日の段階では誰もがライヒ有利とみていたと私は思います。たとえスヴィンダルが勝ったとしても、好調ライヒも上位につけ、ポイント差はつかないだろうと。

そして、ライヒは明日のスラロームで高ポイントをとって逃げ切るだろうと。

さて、最後の一戦、明日のスラロームを残して、スヴィンダルとライヒの総合ポイントの差は97。

1位100、2位80、3位60、以下、50、45、40、36となっていき、15位で10ポイント以上となるため、ライヒが優勝したとしてもスヴィンダルが15位以内に入れば、総合チャンピオンの座につくことになります。

ライヒの総合チャンピオンの可能性はかなり低くなったと言わざるをえません。

しかし、勝負は最後の最後までわからない。冒頭の言葉を繰り返しておきます。