アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ガルミッシュ ダウンヒルトレーニングラン

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今日のトレーニングラン、ラップタイムは1月に初優勝を飾ったフランスのピエール・エマニュエル・ダルサン。タイムは1分56秒97でした。

気温はスタート2℃、ゴール4℃と今シーズンとしては「まずまず」のコンディションでした。通年だったら異常ですけど…。

さて、スキーとは全く関係ありませんが、今日は私が愛用するキャノンの新製品が発表されたので、撮影の話を少し。

昨年、初の個展をキャノンサロンで開催させていただきましたが、その際、今日のような写真をご覧になって、

「これは夜ですか?」

という質問が案外多かったのです。

このような写真を撮影するときには、画面のなかの一番光が当たっているところの明るさにあわせて絞りとシャッタースピードを決めます。一番明るいところが、適正に写真に出るようにするわけです。

そうすると、人間の目には深い緑に見えているバックの森も、暗く、黒くつぶれて写ることになるわけです。

人間の目はかなり高性能にできていて、写真よりもはるかに濃淡を見分けることができるということが逆説的にわかります。

ちなみに今日の開始時刻は11時半。真昼間でもこのような写真が撮れるのは、ヨーロッパアルプスの緯度も関係していると思います。

太陽が真上に上がりすぎると、全体に光がまわってしまい、このような写真にはなりません。

あ、長くなりすぎましたかね。写真の話になるとちょっと熱が入ってしまうもので。

もちろん、アルペンスキーの話もそうですけど。

明日はキッツビュールのキャンセル分、ダウンヒルが行われます。

おそらく各選手、今日より2秒くらいはタイムをあげてくると思います。

私は密かに、このコースで昨年勝った、今季元気のないヘルマン・マイヤーに期待しています!