世界的なコロナ禍、2020-21シーズン開幕戦はノルウェーの20歳の新鋭、ルッカス・ブラッテンがW杯初優勝を遂げました。
しばらくブログの更新が滞っており、失礼致しております。
晩夏ごろから国内のスポーツイベントが徐々に正常に(と言ってもほとんど無観客か制限ありですが)戻りつつあり、おかげさまで仕事量も例年並みに戻ってきました。
仕事がある喜びを噛みしめつつ、全力を注いでいるせいもあって更新が疎かになっておりました、すいません。
加えて、コロナによる取材の制限と日本帰国後や、国によっては入国後の移動制限もあり、今季のW杯撮影をどうするか決めかねていることも理由にあります。
今のところ、年内の渡欧は控え、年明けから、または2月の世界選手権のみの撮影になるかと考えています。世界的にコロナが収束することを願います。
冒頭の写真はマルコ・トラバッティさん撮影です。
ご覧のように表彰台も微妙に「ソーシャルディスタンス」。
2位にはマルコ・オーダーマット、3位にはジノ・カビエッツェル。3人がこれ以上近寄る事はないようです。
表彰式ではカメラマンはゴールエリアに入らず、2本目のゴールシーンを撮るカメラポジションからの撮影で距離をとり、徹底した感染対策がとられています。
これを見ると、日本のスポーツ取材環境の方がカメラマンや記者が選手に近くて「密」であり、大丈夫かと逆に心配になります。
明日も神宮で六大学野球の撮影予定ですが、有観客に加え、外野席では応援団が声を張り上げていたりするので、国による感染対策の違いを感じます。
撮影はお馴染み、ジオ。
彼に加藤聖五の写真をリクエストしていましたが、1本目が終わるとすぐに送ってくれました。「持つべきは良き友かな」ですね。
ゴール時点では惜しくも31位で2本目に進めず。+2.50秒の35位に終わりました。
タイム差、順位共にあと少しです。次戦はバルディゼールでの2連戦が12月初めに予定されていますので、しっかり調整して臨んで欲しいと思います。
日本チームとしての希望が見えてきそうな聖吾の滑りでしたが、同日、残念なニュースも流れました。
スキー連盟の改革を断行し、今後にも期待されていた皆川賢太郎競技本部長が役員改選で信任を得られず退任するとの報道です。
今後の強化がどうなるのか、記事中にもある「異例の事態」をどう乗り越えていくのか、日本のアルペンスキーを愛する者の一人として心配でなりません。
また、昨日の女子開幕戦はマルタ・バッシーノが勝利でW杯2勝目、安藤麻は1本目途中棄権に終わりました。