アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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ドミニク・パリス金メダル オーレ世界選手権男子SG

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「イタリアの重戦車」ドミニク・パリスが自身初の金メダルを獲得しました。

昨日に比べ寒さも和らいだ男子SG、快晴と思われましたが開始直前から太陽が雲に隠れました。

1番スタートのW杯ダウンヒル種目別トップ、ベアト・フォイツを1秒上回ってトップにたったパリス、そのまま他の追撃をかわし、世界選手権2個目のメダルを手にしました。

2位には+0.09秒差の同タイムで38歳、今季で引退を表明しているヨハン・クラレと

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現在、W杯SG種目別トップのビンセント・キリルヒマイヤーが入り、両者ともに初のメダルを獲得しました。

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実は今日初めて頂上まで上がりました。

というのも、昨日の女子SG、一昨日の女子滑降トレーニングラン共に、カメラマンはゴール横にある8人乗りリフトで上がって降りたコース途中からしか入場不可とお達しがあって、リフトから乗り継げるゴンドラに今日初めて乗ったのです。

やはり、山の景色はなるべく上から撮ったほうが映えますね。

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写真はSGスタートでインスペクション開始を待つ間、談笑する左からドミニク、ヤンスル、スビンダル、キルデです。

今回のコース、下地は硬いもののしっかりグリップする雪質で、キッツビュールやウェンゲンの氷のコースに比べ、怖いところはありません。

ただでさえ寒いのに、これでツルツルのバーンだと撮影ポジションを決めるのにも難儀するところでしたので、横滑りでエッジがかからずに転倒する心配がないのは気が楽なところです。笑

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写真は今回のもう一人の主役、アクセル・ルンド・スビンダル。

背後の雪の塊?はゴンドラの終着駅です。風が雪を吹き付けて建物がすっかり真っ白く覆われてしまっています。

今日は+0.92秒の16位。自身最後となるであろうスーパー大回転を終えました。おそらく古傷の膝の痛みは癒えていないでしょう。

パリスに1秒以内につけた最後のSG、見事だったと思います。また土曜日に素晴らしい引退の花道を飾って欲しいと思います。

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表彰の写真はマルコ・トラバッティさん撮影、中央が金ドミニク・パリス、左が銀、ヨハン・クラレ、右も同じく銀、ビンセント・キリルヒマイヤーです。

今日は男子SGに先立って女子DHトレーニングラン2回目も行われました。ゴールは男女共通ですので、本来の位置より100mほど手前で仮のゴールが設定されました。

昨日転倒したリンゼイ・ボンと金メダルのミカエラ・シフリンは出走せず、おやすみでした。

明日は男女ともに滑降トレーニングランが行われます。