アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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安藤麻、盤石の連覇 阿寒全日本選手権

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安藤麻が2位向川桜子に1秒ジャストの大差をつけて、昨年に続き全日本選手権GS連覇を成し遂げました。

曇天で小雪舞うなか行われた女子GS、1本目で7番スタートの安藤麻が向川桜子に0.36秒差でトップに立つと、2本目ではその差を広げて危なげなく、優勝を飾りました。

これで全日本選手権GSのタイトルは2016,2018に続き三度目、ポイントもナショナルチャンピオンシップミニマムの20を獲得しました。(自身のGSポイントは15点なので、スタート順アップとはいきませんが)

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社会人となって、成績を出す責任を感じていると語る、安藤麻。

自身では100%のつもりが、まわりからは「もうちょっとがんばろうか」と言われることもある「安定した?」滑りではありますが、「もっと勇気をもってアタックしていきたい」とも今日は語ってくれました。

2位には向川桜子、3位には松本なのは選手。松本なのはさんは昨日の3位、松本達希選手の妹さん。兄妹で全日本の表彰台にあがることになりました。お父様、喜んでいらっしゃることでしょう。

※追記:大変失礼いたしました。3位は水谷美穂選手でした。お詫びして訂正いたします。よってご兄弟での表彰台でもありません。申し訳ありませんでした。松本選手は6位でした。

スキーは素人の私見ではありますが、アタックという面では14番スタートの横内真晴選手が目を引きました。

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成績は14位ではありますが、スキーをしっかりたわませるターンとクイックな動きがW-CUP選手のそれに近いなと感じました。

リザルトを調べてみると今年の3月にはスロベニア選手権滑降に出場し、2本合計の「スプリントDH」で、かつ出場7人のレースではありますが、表彰台直下の4位を記録していました。

2000年生まれの19歳、「高速系好き」の私としては、個人的に注目してみたい選手です。

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上の写真は1本目のインスペクションを行う安藤麻。

1996年生まれ、23歳の安藤麻、社会人となったことで「もう若くない」なんて意識もあるようですが、明日のSLも勝利してしっかりと社会人としての「仕事」を果たしたいところだと思います。

明日は男女SLが行われます。