アルペンスキー撮影記

毎冬、ヨーロッパアルプスを中心に行われるアルペンスキーワールドカップの魅力を紹介していきます

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湯浅直樹と向川桜子が優勝 全日本選手権SL

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北海道全域に渡って記録的な大雪となった2日、深々と降る雪の中、夜7時から夜中の1時までに渡る懸命なコース整備の甲斐あって、今日の男女SLは無事に開催されました。

男子は湯浅直樹が自身6度目となる全日本選手権優勝を飾り、女子は向川桜子が3度目の全日本制覇を成し遂げました。

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向川桜子は2位蓮見小奈津に0.91秒、湯浅直樹は2位成田秀将に1.04秒、3位相原史郎に1.73秒つける圧勝でした。

毎回、ナショナルチームに入っていない若手選手の奮起や高校生の活躍を期待して撮影に来ていますが、今年も実績ある選手の貫禄の前に力及ばずという形になってしまったように感じます。

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写真は女子表彰。左から2位蓮見小奈津(デンソー北海道)、1位向川桜子(秋田ゼロックス)、3位前田茉里乃(松本大)、4位前田知沙樹(松本大)、5位荒井美桜(サンミリオンSC)、6位渡邉愛蓮(長野俊英高)

もちろん、安藤麻、水谷美穂、加藤聖五、小山陽平、4人のナショナルチーム選手が出場しておらず、真の日本一決定戦ではなかったということもありますが、少し物足りなさを感じてしまう男女SLでした。

湯浅自身も絶好調時から比べれば、30〜40%ぐらいの滑りの出来だったと語っていましたが、彼の滑り自体ミスが多く、精彩を欠いたと言ってもいいくらいでした。

それでも勝ってしまうところは積み重ねてきたキャリアがモノをいったと思いますが、逆に言えば、日本アルペンスキー界全体の選手層が年々、薄くなってきているのではないかと危惧してしまいます。

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男子表彰、左から湯浅直樹(シーハイルアカデミー)、成田秀将(カワサキフィールドSC)、相原史郎(東海大)、鈴木一生(慶應義塾高)、佐藤竜馬(東洋大)、相原太郎(東海大)

明日は男子GS。

意気の良い滑りを見せてくれる若い選手が出てくることを期待します!